Blog, 出発前_雑記
圧倒的全肯定
今日はいつにも増して駄文なので、
続きを読まれる方はご覚悟くださいm(_ _)m
嵐ライブ参戦を終えて、絶賛嵐ロスなうです。
心に絶望のブリザードが吹き荒れている。
久しぶりに何の予定もない休日、
無気力のあまりベッドから抜け出せず、
寝転んでポテチとコーラを嗜みながら、
ひたすら過去ライブBDや番組録画を観まくった。
ファッションを女性にこけ落とされるリーダー
腕むき出しで魚を捌くリーダー
ひたすら密室を破る榎本さんことリーダー
歌って踊って釣り上げるリーダー
リーダーが画面に映る度に嗚咽。
重傷過ぎて我ながら引く。
それにしても、リーダーが主演した
月9ドラマ「鍵のかかった部屋」、名作だったなぁ。
その勢いで、撮りだめてたドラマいろいろ一気観した。
BBC「SHERLOCK」
テレ朝「相棒」シリーズ
フジ「問題のあるレストラン」
etc.
どれもほんと面白い。
今季月9「5時から9時まで」も改めて1話から一気観した。
これほんと面白かったー！
何回観返しても興奮する。
以前こちらの記事で、
「『ストーカー』と『一途』の違い」について、
相手を一番幸せにできるのは自分だという自信と
それを裏付ける社会的評価の有無
とかなんとか言いましたけど、
「5時から9時まで」はもっとシンプルな答えを提示したように思う。
すなわち
圧倒的全肯定力の有無
これです。
これさえあれば、「ストーカー」は「一途」にメタモルフォーゼするのです。
※筆者の妄想であって一般論ではないので決して信用しないように
ヒロイン潤子に対するストーカー僧侶星川さんの肯定力が、とにかく凄い。
ここまで一途な肯定は、人として尊敬に値する。
ラストのプロポーズが決定打だったと思う。
何故あなたのことが好きなのか
あなたでないとダメなのか
あなたが桜庭潤子さんだから
あなたがあなただから
僕はどうしてもあなたから目が離せないのです
（中略）
いつからあなたのことが好きなのか自分でもわからない
でもきっと出会ったときからあなたが好きだ
あなたがあなただから、あなたに出会ってしまったから
このセリフ、好みが分かれそうだけど、
個人的には最っっっっ高でした！
100点超えでした。
ストーカーでも、これ言われたら好きになっちゃうと思うわ。
※筆者の妄想であって一般論ではないので決して信用しないように
このセリフの前に、星川さんの祖母から
潤子が星川さんの亡き母親に似ているという情報がぶっ込まれるんですよね。
だからてっきり「それが潤子に惹かれた理由だったのか」と思わせてからの、
「あなたがあなただから」ですからね。
この流れがまた良かった。
改めて1話から見返すと、
星川さんの圧倒的肯定力がよくわかる。
星川さんは潤子本人だけでなく、
その家族も友人も職場も丸ごと愛してしまうのである。
あなたが私の好きなものを好きでいてくれるから
私は私の居る場所を今までよりも好きになれました
NYにいなくたって今この場所に居る私を
好きでいていいんだって思えるようになりました
潤子のこの言葉が、
いかにも現代女性のシンデレラ・コンプレックスを象徴している。
シンデレラ・コンプレックスの本質は、
女性の独立心が強い現代においては、
「王子様に迎えられてエバーアフターしたい」ではなくて、
「ありのままの自分を肯定されたい」という欲求だと思う。
近年のディズニー映画もひたすらこの路線ですよね。
でも、「5時から9時まで」で独自に面白いのが、
肯定が一方通行でないところだと思う。
すなわち、ヒロイン側である潤子自身も圧倒的肯定力の持ち主なのだ。
ちょっと恥ずかしい家族も、BL腐女子の同僚も、
女装趣味の男子高校生も、それこそ犯罪レベルのストーカー僧侶も、
潤子は決して拒絶せず、むしろどんどん受け入れてしまう。
星川さんの婚約者に一方的な文句を言われても言い返さないし、
あれだけ酷く自分をいびった祖母に対しても悪口一つ言わない。
「好きな人の大切なものは自分も大切にする」
という信条が、パーソナリティとして根付いてるんだろう。
きっとこんな潤子さんだからこそ、
ああいう星川さんに好かれるし、お似合いなんだろうなぁ。
我が身を振り返ると、とてもじゃないけど、あんな風に全肯定はできない。
自分も良いところだけ見せたくなっちゃうし、
相手に対しても良いところばっかり見ようとしてしまう。
通常の人間関係でもそうだけど、恋愛となると特に、
見栄っ張りで器が小さい自分を突きつけられる。
まぁ、恋愛ってそういうもんですよね。
フィクションだからこそ、
ああいう圧倒的全肯定が清々しく感じるんだろう。
あー器大きくなりたいなー。心底。
さ、次はTBS「魔王」を観返そう。
再放送を録画して独自編集した「成瀬無双バージョン」を。
そろそろ嗚咽で済まなくなりそう。
年の瀬に何やってんだか。我ながら。
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