Blog, 中国
最後までドタバタ中国
7時起床。
2泊3日お世話になったDapユースホステルをチェックアウトする。
スタッフさん親切でとてもいい宿だった!
1人中国で心細かった中、日本人にたくさん出会えたのも嬉しかった。
同室だった中国人の女の子グループも優しくて素敵な子たちだったなぁ。
日本人1人の自分をいつも何かと気遣ってくれたし、ブドウくれたりスイカくれたりした。
1人だけ英語話せる子がいていつも通訳してくれた。
他の子たちも、私が話す英語の意味を理解はできるけど、自分から話すことがなかなかできないと言っていた。
やっぱりはじめから「全く通じない」と諦めるんじゃなくて、ダメ元でもバンバン話しかけてみるべきだなぁと思った。
かつてフィリピンで先生やスタッフたちが自分にそうしてくれたように。
そういえばこの宿には韓国人の女性バックパッカーも1人いた。
もう意気投合しまくりですよ…!(一方的に)
女性1人旅同士ってところと、中国人じゃないアジア人同士ってところで。
「中国旅、大変だよね(´Д`)」の阿吽も。
それにしても韓国の人ってなんでこんなに話しやすいんだろう。
日本で韓国人に出会っても何も思わなかったのに、海外で韓国人に出会うとまるで日本人に出会ったかのように親しみと安心感を覚える。
これ海外一人旅あるあるじゃないかなぁ。
宿をチェックアウトして、タクシーでバス停に向かう。
元々は列車で行く予定だったけど、例の十徳ナイフ持ち込めない問題を受けてバスに変更した。
が、その前に酔い止めを買わないといけない。
自分、滅多にお腹も壊さないし風邪も引かないけど、ものすごく酔いやすい。
日本から大量に持ってきたアネロンが遂に切れてしまった。
宿の人からバス停の近くに薬局があることは聞いていたので、その付近で降ろしてもらった。
そういえばこのタクシー、普通のメーター制タクシーだった。
メーターついてるタクシー乗ったのいつぶりだろう(遠い目)
値段交渉しないでいいのって楽だなぁ。。
が、何故か薬局が見つからない。
あとで気づいたんだけど、どうも自分が降ろしてもらう場所を間違えたっぽい。
そういえば「ここでいいよ」って言ったとき運転手さんが「え、もう一本先じゃないの」的なことを言った気がする(第六感翻訳)
重い荷物を引きずりながら探しまわっていると、不意に「日本人ですか?」と日本語で声を掛けられた。
なんと、まさかの日本語が話せるウイグル人に遭遇!!
独学で5年間日本語を学んだというおじさまと、そのお孫さん。
東京オリンピックを日本で観たいと言っていた。
てか本当に独学ですか? しかも50代で学び始めたって?
発音も文法も完璧なんですけど。
ウイグル語はもちろん、中国語も英語も大丈夫って言ってた。
あれだ、天才ってやつだ。
日本人と日本語で会話できるのがとても嬉しいみたいだった。
そうだよなぁ、これだけ話せたらそりゃ実践したくなるよなぁ。
これからバスでウルムチに行くと話すと、残念そうに「そうですか…もし時間があれば、ぜひ私の家にご招待したかったんですが」と。
なにーーー
ウイグル族の家、超行ってみたいーーー
カザフスタン行きのチケットを取ってなければ、トルファンもう一泊できたんだけどなぁ。。
もしくはもう1日早くお会いできていれば。
せめてもっと長くいろいろお話ししたかったなぁ。
トルファンに行く日本人旅行者のみなさん、
もしこの素敵なおじさまを見かけたら、ぜひ日本語で話しかけてあげてください!
日本大好きなとても親切なウイグル人です!
で、おじさまが薬局に連れてってくれて、通訳もしてくれて、無事酔い止めをゲットできた。
ただ、「一回につき2錠を1日3回飲んでください」と言われた。
服用方法から察するに、酔い止めというよりすでに症状が出ちゃってる人向けの薬のような…
いや、まぁ無いよりは絶対マシだろうと思って早速飲んだ。
うーむ、タイで絶対に買っとくべきだったなぁ。
ラウンジとか行っとる場合じゃなかった。
バス停までの道もおじさまが丁寧に教えてくれた。
「工事中だから気をつけて」って言われたけど、まさにその通り派手に工事中だった。
アジアってなんでどこもかしこも工事中なのーーーこれぞ新興国ってか。
例によってガタガタの道をコロコロ持って必死に歩く。
疲れたので途中でアイス購入。
この洋梨のアイスがめちゃめちゃ美味しくて、中国にいる間ずっとお気に入りだった。
やっとバス停に到着するも、また入り口を間違えて警備のおばちゃんに止められてしまった。
おばちゃん、英語通じなかったけど、身振り手振りで正しい入り口を教えてくれて、自分がちゃんとその方角に向かうまで心配そうに見送ってくれた。
なんだかトルファンの人の優しさが身にしみるなーさっきの薬局のお姉さんもすごく親切だったし。
無事入り口に着くも、なんとバス停も駅と同様荷物チェックがあった。
なんだ、列車だろうとバスだろうと十徳ナイフ持ち込めないじゃん。
でも何故か引っかからず通過できてしまった。
こうなるとむしろ何故蘭州駅でだけ引っかかったのだと思ってしまう。
チケット窓口も駅と似てた。
無秩序と化した列。
さすがにもう慣れたぞ。
割り込んできたおじちゃんに「私も買いたいんですけど!」つって睨みをきかせると「え、あ、そう? ごめんね、へへへ」って感じで下がっていった。
ふははは、勝った。
でもこのおじちゃん、すぐ後に、私の前の人のさらに前から割り込んできやがった。
おのれ中国!
最後まで予想の斜め上をいく!
なんとかウイグル行きチケットを買ってバスに乗車。
ウイグルまでは所要2時間だけど、実際は渋滞やら検問やらで4時間ほどかかるらしい。
で、ウルムチのバスターミナルに着くまで実際4時間半くらいかかった。
途中で一度バスを降りて荷物のX線チェックとパスポートチェックがあった。
このバスの車窓も、それはもう見事だった。
ウルムチのバスターミナル前は混沌としていた。
人がとても多い。
そしてタクシーに乗ろうと持ってたのに、タクシー乗り場が見当たらない。
というかどこから道路に面した場所に出られるかすらよくわからない。
なんで公共の大きなバス停さえこんなにカオスなつくりなの…!
しょうがないので他の人たちの波にのってよくわからない細い道を歩いていたら、なんとか広い道路に出た。
ここからタクシーを拾って空港に向かう。
実は元々はウルムチからカザフスタンへは寝台列車で移動する予定だった。
なのに空港に行くのは、無論飛行機で移動することにしたからなわけだが、予定を変更したのには理由がある。
例のタイ出国時に買ったダミー出国チケットがキャンセルできなかったのだ。
後で知ったんだけど、どうやらエクスペディアで買った航空券は基本キャンセルできないらしい。
この航空券代を捨てるのがさすがに惜しくて、じゃあもういっそ飛行機で行こうと。
しかしほんと間抜けだなー自分。
できるだけハープを飛行機に乗せないルートをあれだけ考えたのに。
次の出入国までにキャンセルしやすい航空券の買い方を調べておかないといけない。
ただ、陸路移動のウルムチーアルマトイ間の荷物検査の厳しさの情報を見て、正直ビビってもいた。
ハープなんて持ってたらすげー怪しまれるんじゃないかとか。
(ちなみにこの記事を書いている今現在はウズベキスタン入国時の荷物検査にビビっている)
そして最近は2回続けてハープを機内に持ち込めていたので、なんとなく「次もいけるんじゃないか」と楽観的になってもいた。
そんな事情でタクシーが通りかかるのを待っていると、やや怪しげなサングラスのおじちゃんが運転する白タクが止まってくれた。
英語通じなかったけど、飛行場の漢字見せたらわかってくれて乗せてくれた。
このタクシーの運転手の運転が超絶荒かった。
「え、マリカーですか?」ってノリで車線変更しまくる。
よっぽど急な用事でもあるのか?
てか乗ってから気づいたけど、よく見たらフロントガラスにヒビが入ってて、ヒビの中央に銃痕みたいな穴が見えるんだがこれは一体…
これ以上考えると後戻りがきかない気がしたので、一応maps.meで間違いなく空港方面に向かっていることを確認してから、思考を停止してひたすら車窓を眺めた。
車窓から見る限り、ウルムチはトルファンとは比べものにならないほどの大都会のようだった。
そういえば今日出会った日本語ペラペラのおじさまもウルムチ出身でトルファンに移ってきたと言っていた。
ウルムチは都会すぎるからトルファンの方が好きなんだと。
それにしても、人間やっぱりいくつになっても学び続けられるんだなぁ。
自分ももっと英語頑張ろう。できればさらに他の言語も。
てかそういえばトルファンは車も安全運転だったなぁ。
ああ死にたくない…
運転は凄まじかったけど、この運転手さんはいい人だった。
値段忘れてしまったけど法外じゃなかったし、最後に日本語で「サヨナラ」と声をかけてくれた。
こうしてウルムチ国際空港到着。
広くて綺麗な立派な空港だった。
さぁ、あとは例によってさっさとチェックインしてラウンジに行くに限る。
ウルムチ空港第3ターミナルにもプライオリティパス適応のラウンジがあることはリサーチ済。
何より、何故かトルファンから一切つながらなくなってしまったVPNを一刻も早くつなぎたい。
今回利用する中国南方航空の国際線カウンターはとても空いていた。
カウンターの係員さんは対応が丁寧でとても感じの良い人だった。
で、今回もハープは無事持ち込めた。
「これは持ち込みたいんですけど…」
「楽器ですよね?もちろん構いませんよ」
って感じで。
出国ゲートも質問一切なしで超スムーズに通過。
あっという間に搭乗ゲートまで着いた。
やったーあとはラウンジでのんびりーと思ったら、
プライオリティパスカードが無い。
まさかすられた?
いやいや、お金も他のカードもあってプライオリティパスだけすられるなんてことは…
で、よくよく思い出すと、どうやら預け荷物の方にあるもう一つの財布に自分で移してしまったらしかった。
というかそれしか考えられない。
もうマジで自分が謎すぎた。
なんで移した? 何が目的で?
ああもう、自分で自分がわからない。
しょうがない、ラウンジで食べ放題飲み放題は諦めるとして、せめてネット使いたい。
で、wifi飛んでるカフェをさがすも、見当たらず。
出国ゲート入る前はたくさんあったのに!
こんなことならチェックインしなきゃよかった!
まぁもう全部自分が悪いので、諦めて搭乗開始時間まで不貞寝した。
なんだか最後までドタバタだったなぁ中国。。
この後、この日中に無事カザフスタンに着いたんですが、長くなったので次回に分けます。
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