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あなたに会いに行きたい
世界一周「行きたい所よりやりたいこと」シリーズの中に、
「聖マタイの召命」を直に見てみたい
というのがある。
これは、掟破りの天才、
殺人まで犯した異質の画家カラヴァッジョの作品で、
ローマのサン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会にある。
この絵をはじめて観たとき、
絵の中のイエス・キリストに一目惚れしてしまったのだ。
めちゃめちゃイケめてないですか…!?
(不謹慎な表現だったらすみません!)
(因みにシモーネは無宗教です)
絵全体の中で彼が占めている面積は非常に少なく、
神であることを示す光輪もこの上なく朧げなのに、
窓から射す光と、マタイを真っ直ぐ導く右手が、
彼が間違いなく主役であることを知らしめている。
観た瞬間、この人に会いに行きたいと思った。
因みにこの絵で描かれているのは、
収税人として働いていたマタイにイエスが呼びかけ、
マタイが自らの使命を悟り、イエスの弟子になるシーン。
後者の方が有力らしい。
私もこっちがマタイだと思う。
構図としても、シーンとしても、その方が
まさに運命の一瞬を切り取っているようで、劇的だからだ。
見れば見るほど不思議な絵です。
映画のワンシーンのような、
絵本の扉絵のような、
当時の宗教画らしからぬ空気に、ドキドキする。
自然と、こんな作品を生み出した画家本人にも興味が湧く。
イタリアに行ったら、カラヴァッジョの縁の地も廻ってみたいな。
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