Blog, ハンガリー
ブダペスト最古のトルコ風呂でタイムスリップ!
実はこれも実際に訪れるまで知らなかったんだが、ブダペストといえば温泉、温泉といえばブダペスト(語弊あり)だそうですね。
隠していたわけではないが、熊本の知る人ぞ知る温泉郷「球磨人吉」に生まれ育ち、一時期は「日本秘湯を守る会」認定の全国の温泉宿を渡り歩き、それほどの温泉好きにもかかわらずあの秘湯「アルティン・アラシャン」を素通りした悲劇の旅人とは、実はこの私のことなのだ。
まさかブダペストに温泉があるなんて…
ピアノコンクールといい、ここまで来るともうブダペストに来る運命だったとしか思えない。
きっとブダペストが自分を呼んだのだ。
地球は自分を中心にまわっているのだ。
ガイドブックやネット情報によれば、ブダペストには有名な温泉が幾つかあり、いずれも魅力的だったが、中でも特に興味をそそられたのが「キラーイ温泉」だった。
キラーイ温泉
オスマン帝国統治下の16世紀に建設された、中東ハマム様式の浴場。
現存するブダペストの温泉施設の中で最も歴史が古い。
当時のトルコ風呂のエキゾチックな雰囲気を現在も味わうことができる。
近年に混浴化するまではゲイの社交場としても有名だったらしい。
そのトルコ風呂とはこちら(公式から拝借)
何だこのタイムスリップ感満載の温泉は…!
間違いない、ここだ、私を呼んだのは。(←まだ言う)
キラーイ温泉はドナウ川を渡った先のブダ地区にあり、日本人宿アンダンテからは徒歩30分くらい。
自分は歩くのが好きなので歩いて行ったけど、4番のトラムに乗れば多分すぐ着けると思う。
キラーイ温泉の外観。
期待通りの小汚さ古めかしさだ。
外からもドーム型の天井が見える。
入口入ってすぐの様子。
想像に反して近代的でとても綺麗な設備だった。
受付で大人1人の入浴料2,400フォリント(¥890くらい)を払って電子キーを受け取る。
カード払いも可能だった。
で、残念ながらここから先が撮影禁止だったんですが、
期待通りの素晴らしい温泉でした!
自分の写真でお伝えできないのがもどかしいけど、公式サイトにギャラリーがあるので是非ご覧ください。
お湯はほんの少しだけぬるぬる感があり、自分が行ったときはかなりはっきりと硫黄の匂いがした。
メインの円形風呂は36度くらいのぬるめのお湯だが、40度くらいや26度くらいの浴槽もあった。
円形風呂は写真の通り、本当に当時のトルコのようなエキゾチックな世界観で、浸かっているとまるで当時のハマムにタイムスリップしたような気分を味わえた
オスマン帝国。
トルコ風呂。
千夜一夜物語。
宮廷ハレム。
ハレムに囲われた女性たちは、こうしてトルコ風呂に浸かって美を磨いたんだろうか。
夫人同士で喧嘩とかしなかったのかな。
「今夜旦那様に召されるのはきっと私よ」
「誰があんたなんか。私に決まってるわ」
むしろ仲良くやってた気もするな。
「アイツの鼾マジうるさいんだけど」
「わかるー。あと最近腹ヤバイよね」
自分の妄想レベルが低すぎて虚しくなってきた。
でもたっぷり1時間半浸かって楽しんだ。
ちなみにスチームサウナやジャグジー風呂もあった。
中央アジアから乾燥続きだった肌も、心なしか潤った気がする。
雰囲気抜群、タイムスリップ感満載のキラーイ温泉、オススメです!
ブダペストの温泉の中では比較的安めだし比較的空いている。
(自分は試しそびれたけど午前中退場でキャッシュバックもあるらしいです)
ブダペストに来たら是非一度お試しあれ!
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