Blog, 出発前_雑記

「沈没」への憧憬

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数多のバックパッカー用語の中でも、格別の響きを持つもの、
それが「沈没」

世界一周ブログでの出現率も非常に高い「沈没」。
はじめてこのワードを目にしたときは、なんのことを指しているのかわからなかった。

こちらのサイトによると、沈没とは、
居心地が良過ぎて1つの土地に何日も留まっている状態
のこと。

 
いやいや、それじゃあバックパッカーしてる意味ないじゃん!って思うんだけど、
なんでだろう、皆さんのブログを読んでいると、
この沈没が、なんとも言えず素敵なんです。

明日の予定なんて決めずに、その日暮らしで過ごす。
一日中海をぼーっと眺めたり、気の向くままに街を散歩する。
旅人たちを、迎え入れて送り出すのを繰り返す。

多分、
「一つの街を深く知るために滞在する」
とかじゃなくて、
「思いがけず自堕落にだらだら過ごしてしまう」
ところがポイントだ。
この背徳感こそが、沈没というワードに魔性の魅力を持たせている。

 
皆さんの沈没体験談を読みまくっているうちに、
この魔性の魅力にすっかり取り憑かれてしまった。
世界一周するからには、私も是非「沈没」してみたい…!
むしろ「沈没」せずして、いずくんぞ世界一周あらんや…!

 
世界一周旅行者の間では、観光よりも文化交流よりも、
「沈没スポット」として有名になってしまっている場所がたくさんある。

ダバブ(エジプト)
南旅館(キルギスタン)
リダの家(アルメニア)
かもめ荘(モロッコ)
汐見荘(チリ)
上野山荘(アルゼンチン)
メデジン(コロンビア)
etc.

行ってみたいなーそして私も沈没してみたい。
しかし、沈没が目的で行き先を決めるって、
本末転倒感はんぱない。

 
もう一つ、旅人あるあるで憧れていることがある。
皆さん口を揃えておっしゃる、
「遺跡にも絶景にも、だんだん感動しなくなってくる」
ってやつ。

これも長期旅行者ならではじゃないかなー。
ちなみに自分は、旅行中はいつもハイテンション、
リアクション大、感動しっぱなしのタイプなので、
この「旅倦怠」なる状態が、全く想像つかない。
上京15年の今でも、
ふと東京にいる自分にテンション上がってしまうくらいである。

味わってみたい、旅の倦怠感…!
なってみたい、絶景不感症…!

 
なんというか、我ながら、
変な憧れ。

 
 
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2015-11-27 | Posted in Blog, 出発前_雑記4 Comments » 

コメント4件

 モン太 | 2015.11.27 0:29

初めてコメントさせていただきます!
モン太といいます(=゚ω゚)ノ
シモーネさんのブログ読んで共感しました!
沈没するということは、その場所がそれだけ魅力あふれてるということですもんね!
沈没という言葉を余りプラスイメージで考えたことなかったんで、シモーネさんのブログ読んで新しい世界が開けた気がします(≧∇≦)
僕も沈没スポット巡りしたいと思います!(≧∇≦)笑

 シモーネ | 2015.11.27 2:12

>モン太さん
婚活の!モン太さんですよね!
コメントありがとうございます☆
ブログとても楽しく拝見しています。
(私もきっと帰国後に婚活するので、参考にもさせていただいていますw)

>沈没するということは、その場所がそれだけ魅力あふれてる
確かに…!まさにその通りですね。
私もなんだか、さらにイメージが広がりました!
沈没も含め、世界一周、お互い楽しみましょう〜^ ^

 田中スーザン美保子 | 2015.11.27 9:07

私もベトナムとラオスで沈没予定です!
やっぱり、何日間かいないと見えてこない良さもありますよね。
思わず沈没してしまう場所を見つけるのも旅の醍醐味かな、私も思います。
ヨーロッパで沈没出来る財力をつけるのが帰国後の目標です。

 シモーネ | 2015.11.27 22:57

>美保子さん
ベトナムとラオスで沈没、いいですね〜!!
ルアンパバーンとかですか?
もう名前からしてたまらんですよね。ルアンパバーンて!

ヨーロッパで沈没も最高ですね!
もはや究極感さえ漂いますよね。
ヨーロッパほんと高いっすよね。。

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