Blog, ハンガリー
どーなってんだこの街は
日本人宿アンダンテホステルにはとりあえず5泊予約させてもらった。
でも事前調査をほとんどしていないので、どこに何があって自分が何をしたいのかさっぱりわからない。
変な話かもしれないが、このとき自分はなんだか無性に「ああ、旅をしているんだなぁ」と思った。
今まで訪れた場所ではいつも、行き先や目的はほぼ全て予め決めていた。
でも今回初めて、見知らぬ土地にまさに「見知らぬ」まま訪れた。
「旅行」と「旅」が広辞苑でどのように書き分けられているのか知らないが、今の自分の状況が、決めきったスケジュールをなぞる「旅行」というよりも、気ままに放浪する「旅」のように感じられたのだ。
まぁ「だから何だ」という話だが。
とりあえず外に出ないと始まらないので、宿の周りをフラフラしてみることにした。
…が、2分もしないうちに「なんだか様子がおかしいぞ」と思い始めた。
このときの驚きをなんと表現していいのかわからないが、とにかく目に入る全てが凄すぎるのだ。(ボキャブラリーが乏しすぎて泣きそう)
え、アンダンテホステルってもしかして、世界遺産の旧市街のど真ん中とかだったりします…?
今思うと、ヨーロッパ上陸1カ国目だったせいもあったかもしれないが、これまで見てきたアジア諸国とあまりにも違いすぎる街並みに、このときは完全に度肝を抜かれてしまった。
その辺の「普通」のはずの路地が、一個も普通じゃない。
建物がすべからく古めかしくていらっしゃる。
そのへんの普通のはずのバルコニーがいちいち「おおロミオ、どうしてあなたは…」だし
そもそも建物が全部巨大すぎやしないか。
歩いていると上ばっかり見ちゃうのですぐ首が痛くなる。
いやいやおかしーだろブダペスト!!
どんだけだよ!!
え、ヨーロッパの首都ってもしかしてみんなこんな感じなの?
それとも、まさか1カ国目にしてラスボスに来てしまったのか?
しかしこんなのはまだ、ブダペストの真髄の序章ですらなかったのだった。
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