Blog, フィリピン
遠距離恋愛のススメ
最近気になっていることがある。
遠距離恋愛というものについて。
フィリピン留学中に好きな人ができて、付き合い始めて以来、基本的にずっと遠距離恋愛状態である。
先日、彼氏に「遠距離恋愛ってあんまり好きじゃない」と言ったら、「でも遠距離だからこそお互い会いたくなるって面もあるよね」的なことを言われて、「ああ、やっぱり向こうもそう感じてたのか」と思った。
自分もずっと似たようなことを思っていたからだ。
旅行中も帰国後もデフォルトは離れ離れ、稀にイレギュラー的に会えるという関係を続けてきた中で、会えない辛さ・淋しさといったものは相当噛みしめてきた自信がある。
自分の世界旅行の記憶は、「彼氏に会えない切なさ」の感情と不可抗力的にセット化されてしまっている。
もしフィリピンで彼氏に出会わず、遠距離恋愛中じゃない状態で旅をしていたら、きっとまったく別の記憶になっていただろう。
旅行の序盤まではただただ淋しかったけど、カンボジアで出会ったTRAVEL NOTEのナオちゃんに「でも『離れててもつながってる二人』って憧れます」と言われて、はたと気づいた。
「ああ、これこそが遠距離恋愛ってヤツの醍醐味なのかもしれん」と。
すなわち、あえて「会いたくても会えない切なさ」を味わうこと。
「（事実はどうあれ妄想として）離れててもつながっている二人」に浸ること。
いわゆるシチュエーション萌えというヤツだ。
開き直りとも言う。
その点において、遠距離恋愛というのは、問答無用で切なさを醸し出してくれる、萌えシチュエーションの鉄板と言える。
「王家の紋章」や「星の瞳のシルエット」が思春期のバイブルだった自分にとって、この人生初の少女漫画的シチュエーションに萌えない、いや、燃えないわけがない。
（いい歳して恥ずかしいという自覚もギリある）
というわけでカンボジア以降は、自分の脳内に「離れててもつながっている二人」の世界を勝手につくり上げ、そこにひたすら浸りながら旅行を楽しんだ。
でもその後、結構早い段階で気づいた。
むしろ、遠距離恋愛のメリットってそれだけだなと。
そしてそのメリットは、会えないデメリットを補うには程遠いなと。
要するに、シチュエーション萌えにももう飽きた。
てゆーかさすがに遠すぎじゃね？
やっぱりやだ遠距離恋愛。なう。
である。
そんな最近だったわけですが、実は明日から彼氏が来日することになりまして！
しかも前半の日程は、フィリピンでずっと一緒に遊んでたGくんも来てくれることに！
もー嬉しくて嬉しくて発狂しそうです。
そして去る時のショックが凄そうで今から怖いです。
遠距離恋愛のメリットって、シチュエーション萌え以外に何かあんのかな。
誰か知ってる人いたら本当に教えてほしい(´Д｀)
