Blog, 帰国後_雑記
ハープを弾ける夢を見ていた
恐ろしいことに、帰国からもう4カ月が経ちました。
いやーもう、すっかり馴染みましたね、日本に。
和食の美味しさや便座のあたたかさに涙したのも、一瞬のことでしたね。
帰国直後は喜々として乗っていた電車も、今じゃ人の多さに舌打ちしながら乗ってますからね。（←）
我ながら贅沢病というか、勝手なもんです、つくづく。
そんな状態なもんで、旅中のことなんか、もはや遠い昔のことのようです。
昨日久しぶりに自分のブログを読み返してみたら、当時の日々があまりにも今の生活とかけ離れていて、まるでフィクションを読んでいるような気分になりました。
カザフスタン→キルギスの国境置いていかれ事件とか、アラコル湖遭難未遂とか、自分のことなのに、読みながら「おいおいマジか」って思ってしまいました。
いや、ちゃんと当時の記憶はあるんですよ？
ブログを自分で書いたことも覚えている。
にもかかわらず、である。
なんだか妙な感じです。
もはや健忘症の一種なんじゃねーかとさえ思えてくる。
で、その最たるものがハープ。
これにいたってはもう、「ああ、もしかして自分はハープを弾ける夢を見ていたのかな」って感じです。
何を隠そう、実は四か月前に羽田空港に降り立って以来、一度もハープを弾いていない。
もうすっかり忘れた！
もう弾けん！ 歌えん！ 無理！
たった四カ月、されど四カ月。
東京での毎日は目まぐるしくて、まるで魔法が緩やかにとけていくかのように、あのキラキラした日々が過去の思い出に変わっていく。
一抹の淋しさを感じつつも、そんな特別な記憶が持てる喜びを噛みしめている。
本当に、一生の宝物のような時間だったから、特別な箱の中にしまって、ときどき取り出して眺めたりしながら、大切に愛でていきたいのだ。
日本でなかなかハープを弾く気が起こらないのも、今はまだ、あえてしまっておきたい気持ちがあるからかもしれない。
いや、でもさすがに夢オチは淋しすぎるから、またタイミングを見計らって始めますけどね！
そうそうそれから、本当にありがたいことに、
楽団に復帰することができましたー！！
7月のコンサートに向けて、またマンドロンチェロを弾きます！
復帰初日は、もう一度みなさんと一緒に弾けるのが嬉しくて、ずっとニヤニヤしてました。
めちゃめちゃ下手になったけど。
「え、これほんとに自分の手？」って思うくらい指動かなかったけど。
ブランクってこえーな。
でもいいや、またみなさんとご一緒できるから。
いやいやよくない、一日も早く戦力に戻れるよう頑張ります。切実に。
で、今通っている職業訓練校のことも少し書こうと思ってたんですが、ここまで書いて疲れてしまったので次回にします。
ああ、ブログもリハビリが必要じゃー
