Blog, フィリピン
古の黒魔術を探しに行くと、そこは至上の楽園だった
5時半起床。
留学生活初めての週末!
今日は同じ学校のMちゃんHちゃんと3人で、ドゥマゲッティの隣のシキホール島に行く。
シキホール島は、古くから「黒魔術が宿る島」と言われ、現代でも一部のフィリピン人はこの島を恐れていたり、あるいは魔術師に病を直してもらうために訪れたりしているらしい。
最も有名なのが「ボロボロ」と呼ばれる身体治療の魔術。
あと、どこかでラブポーション、つまり「魔女の惚れ薬」も手に入るそうですよ(←!)
こんな現代らしからぬシチュエーション、テンションが上がらないわけがない。
ただ残念ながら今回は日帰りなので、半日で可能な範囲の見所をまわっていく。
先生たちも言っていたけど、黒魔術以上に、絶景のビーチや手つかずの大自然がシキホール島の最大の魅力だそうだ。
この日を見越して、初日にスーパーでサンダルも買っておいた。
確か300ペソ(¥703くらい)。
トライシクルに乗って、学校から5分ほどのドゥマゲッティ港へ行く。
この港は島ではポートとは呼ばずピアー(桟橋)と呼ぶ。
ドゥマゲッティからシキホールまでは1日に何本かのフェリーが出ている。
船によってスピードは区々で、大体1時間〜2.5時間くらいで着くらしい。
8時半発のチケットを買うために7時に港に来たけど、売り場は既に長蛇の列だった。
で、列は一向に進まず、結局8時半のチケットは買えなかったorz
1時間半並んだのに…!
まぁハイシーズンだしなー
結局買えたのは10時半発のチケット。
出港までの時間、近くのカフェで暑さを凌ぐことにした。
「BO′S CAFFE」
フィリピンにおけるスタバ的なチェーン店だそうです。
都会のスタバにいると錯覚するかのような先進感。
そしてシャレオツすぎるオーシャンビュー。
フローズンバニラ135ペソ(¥316くらい)
多分フィリピンのカフェでは高い部類だと思う。
10時半になってやっと乗船!
船はいつなんどき乗ってもテンションが上がる。
船上からの海の景色はいつまででも眺めていられる。
席は混んでいたけど、現地の人たちが詰めて3人分席を空けてくれた。優しい。
料金は片道100ペソ(¥234くらい)、港利用料が行き15ペソ帰り14ペソ。
2時間弱でシキホール島に到着。
これが古の黒魔術の島…!
ああもうワクワクが止まらない。
港に降りたら、まず帰りの船のチケットを買う。
続いて、たくさん待ち構えているトライシクルのドライバーたちと貸切の交渉をする。
3人合わせて1200ペソを、900ペソ(¥2,109くらい)にまけてもらって交渉成立。
「1000ペソ」って言われたけど「じゃあ他をあたる」と言ったら900にしてくれた。ありがとう!
ちょうどお昼だったので、まずランチに連れていってもらった。
フィリピンのローカル食堂は、何種類も並んでいるおかずから好きなものをオーダーするシステム。
トマトチキン30ペソ(¥70くらい)、ビーフン20ペソ(¥47くらい)、ライス10ペソ(¥23くらい)。
安い、そして美味い。特にトマトチキン。
ローカル食堂ってほんとコスパ高いなー
昼食後に改めて出発。
シキホール島は広く、見所がたくさんある。
でも日帰りで、朝の船にも乗り損ねてしまった自分たちは、とにかく時間がない。
ドライバーと相談して場所を絞り、駆け足でまわっていくことになった。
今回、トライシクルのバイクの後ろにはじめて乗せてもらった。
めっちゃ怖い! でも楽しい!
カーブの度に振り落とされそうになるのがたまらない。
トライシクルいいなー運転してみたいなー現状車もバイクも運転できないけど。
そういえば女性のドライバー見たことないな。バイクは女性もたくさん乗ってるけど。
体力的に厳しいのかな。
トライシクルに乗ってすぐ「あーこの島たまらんなー」と思った。
海側のリゾート感もいいし、反対側の大自然と古めかしい家々の、どこか神秘的な雰囲気がものすごくグッとくる。
この島に黒魔術の謂れが生まれたのがよくわかる気がする。
お決まりの場所でお決まりのワンカット。
でももしかしたらハートから顔を覗かせるのが正解だったのかも。
最初に連れて行ってもらったのは、エメラルドグリーン色の綺麗な池がある公園。
すぐ横の丘を登ると立派な教会もあった。
ちょうど綱渡り大会みたいなのをやってて地元民で賑わっていた。
超ノリが良い地元の子どもたち。
「レッツジャンプ!」って言ったら飛びまくってくれた。
続いてシキホール名物の一つ、ドクターフィッシュの泉(利用料5ペソ)。
こんな感じでみんな足を浸している。
えっこれドクターフィッシュっすか?ってくらいデカイ魚が寄ってきて、足の角質を食べてくれる。
ところで何故か自分の足には一切寄ってきてくれなかった。
き、汚いのかな…?
日焼け止め塗りすぎたからだと思っておく。
ドクターフィッシュもいいけど、この泉から立ち上がるこの立派な木に目を奪われた。
神々しいなー
次のスポットに向かう途中、ドライバーさんが絶景スポットに寄ってくれた。
高台から見える海岸が最高!
とっても気持ちのいい場所だった。
近くの建物に、登るのがものすごく怖い梯子がある。
3人で根性出して登ってみると、
次に向かったのは、シキホール島で最も有名なラジの教会。
スペイン統治時代に建てられた古い建築だ。
流れる空気がとても厳かな空間だった。
嘘みたいな空の青に、赤い屋根と白い石膏が怖いくらい映えていた。
弘前の 旧吉井酒造煉瓦倉庫跡の雰囲気にちょっと似てたなぁ。
時間があればいつまででもいたかった。
続いて、これもシキホール名物、ウォーターホールへ。
結構激しめの階段を3分くらい下ると現れる。
ここもエメラルドグリーン色! マイナスイオンがはんぱない。
そして「アーアアー」もある!
(これ正式名称なんて言うんだろう)
服脱いで水着になった途端に「早く早く!」とアーアアーに促される。
いや待て、まだ足すら浸かってないし水温も深さもわからんしそもそも私泳げませんしてゆーか怖いし
水温は想像よりずっと暖かかった。
もう最高に気持ちいい。
ギリ足も着いたので泳げなくても怖くなかった。
初「アーアアー」記念のイレブンマーク。
こういう謎の自撮りを1人でやりまくって遊んでた。
(だって他の2人は川に入らなかったんだもん!)
18時発の船で帰らないといけないから、残り時間的に行ける場所はあと一つ。
最後に、シキホール島にたくさんあるビーチの一つ、Palitonビーチに寄ってくれた。
創造主の美的センスを、逆に恨みたくなるほどの。
こんな場所で、一日中海を眺めていられたら。
そんな幸せな時間が、存在してしまっていいんだろうか。
どこまでも透明な水と、真っ白な砂。
1分だけ海月になって泳いでみたい。
シキホール島、好きすぎた。
すっかり惚れてしまった。
絶対もう一度来たい。
てゆーか住みたい。1ヶ月くらい。
す、住んでみようかな。
いや、さすがに初っ端すぎるか。
いや、でも…
それくらい、この島はヤバイ。
行けなかった場所もたくさんある。
山の方も登ってみたいし、黒魔術師にも会いたいし、東海岸沿いもまわりたい。
そして魔女の惚れ薬も欲しい。
帰りの船から、ギリギリ夕陽を拝むことができた。
海が凪いでいるから、光の道が真っ直ぐだ。
高い山の稜線にすぐ消えてしまうので、太陽の断末魔は一瞬だった。
名残惜しいな…
20時前にドゥマゲッティ着。
シーサイドレストランで夕食で締めくくる。
あー最高の週末バカンスだった!!
フィッシュフライ130ペソ(¥305くらい)
ライス10ペソ(¥23くらい)
レモネード30ペソ(¥70くらい)
バタークッキー2個34ペソ(¥80くらい)
帰ってシャワー浴びたら、抗い難い眠気が襲ってきて、ブログ書けずに寝てしまった。
でも興奮が冷めないのか、不思議な夢を何度も見て、夜中に何度も起きた。
不思議な島だったな。
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コメント6件
toyamau | 2016.04.10 22:13
通常ターザンロープで意味が通じますが、正式名称は不明です。英語だとrope swingかな?
Passoa | 2016.04.10 22:18
南国のビーチっていいですよね~
何にもしないでひたすらボーッと過ごすって
ある意味とっても贅沢な時間の使い方で。
フィリピン満喫しているようで何よりです、
私はフィリピンてだけで、不必要に警戒し過ぎて何もできなかった・・・残念。
でも、フィリピンのカレンデリア(ローカル食堂)は
良かったなー、安いし美味しかったし。
中には、あのパティス(魚醤)の独特の香りがダメって人も多いみたいですが・・・
シモーネ | 2016.04.11 3:10
>渡部さん
是非!
いろんな島の魅力に触れてきましたが、一番心惹かれた島になりました。
シモーネ | 2016.04.11 3:11
>toyamauさん
ターザンロープ、なるほど!
子どもの頃はすごく憧れてたんですけど、大人になってやると怖いもんですね。。
シモーネ | 2016.04.11 3:15
>pssoaさん
シキホールほんっと良かったです!
遠浅のビーチがずーっと先まで凪いでいて、ちょっと湖のような、不思議な海でした。
時間さえあればずーっとボーッとしてたかったです。
ローカル食堂美味しいですよね!
魚醤は確かにちょっと癖ありますね。。
フィリピン満喫してますが、私もやっぱり警戒心が抜けず未だにビクビクしています^^;
でもそれもまた大事なことですよね。
もっとバランス感覚がつくといいなー
渡部健作 | 2016.04.10 21:06
本当に楽園ですね。いつか行ってみたくなりました。