Blog, フィリピン

イルカウォッチングはイルカハンティングと化す

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2016/5/29
留学56日目(バイス)

 
3時半起床。
というか寝たら絶対起きれないと思ったので寝なかった。

今日は先週断念したイルカウォッチングのリベンジの日。
M子さんが電話でボートを予約してくれて、今度こそ無事行けることになった。

5時発のバスに乗るべく、M子さん家族と一緒にトライシクルでバスターミナルに向かう。
学校を出たのは4時半。
こんな時間にトライシクルなんて走ってないんじゃないかと思うんだけど、普通に走ってて、意外とあっさりつかまる。
確かめてないけど、多分24時間走ってると思う。

 
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バスはセレスというバス会社のターミナルから出ている。
バスもこんな早朝にもかかわらず15分置きくらいでたくさん出ていた。
船に比べて随分便利、というか逆に便利すぎて申し訳ないくらい。
ターミナル内には大きめの売店やパン屋もあって、ここでご飯を調達することも可能そうだった。

 
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シキホールで出会ったメンバーやその友人など、計11人が揃ったところでバスに乗り込んだ。
ネグロス島やドゥマゲッティを走るバスは専らこのセレス社のバスで、黄色い車体が目立つ上、窓にデカデカと行き先が書いてあるのでとてもわかりやすい。

バイスまでは片道50ペソちょっと(正確な額を忘れてしまった)(ちなみに50ペソは¥119くらい)。
チケットは無く、乗車してから係員に行き先を告げて支払う仕組みだった。
ちなみにこの係員さん、この集金のためだけにずっと立ってバスに乗っている。
バスといいレストランといい、どう考えても人的コストが見合わないと思うんだけどどうなんだろう。
逆にそれだけ給与が安いってことなのかもしれない。

 
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約1時間でバイスのバス停に到着。
車窓から見える景色が楽しくて、眺めているうちにあっという間に着いた。
基本的に海岸沿いをひたすら北上していくんだけど、海へ流れ出る川や田園風景もたくさん見れる。
バイスのバス停からは、トライシクルに乗って港に向かう。

 
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フィリピンに来て以来最高記録の、トライシクル11人乗りに成功した。
(うち3人は子どもだけど)
バス停―港間往復で1人30ペソ(¥71くらい)。

 
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着いたのはとても小さな港だった。
(自分は使わなかったけど、そこそこ綺麗なトイレもあるようです)
バンガーボートと呼ばれる船がたくさん停泊している。
そのうちの1つに乗り込み、イルカのウォッチングポイントへ向かう。

 
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海は湖のように凪いでいて、船は全然揺れなかった。
酔い止めなしでも酔わなかったかもしれない。
こんなに静かな海に、本当に野生のイルカがいるんだろうかと疑ってしまう。

 
出港から体感15分くらいでポイントに着いた。
GPSで確認したら、ネグロス島とセブ島のちょうど間くらいだった。

 
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着く前からもう遠目にイルカが見えた。
思わず「え、こんなに簡単に見えちゃっていいの」と思ってしまった。
ジンベイザメと違って餌付けもしていない野生のイルカなので、見つけるのは結構大変なんじゃないか、最悪見つからないこともあるんじゃないかと勝手に想像していた。

 
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ポイントに着いた途端、いきなり船の真横にイルカが現れた。
写真の船頭付近にちっちゃく写ってるのがイルカなんですがわかりますかね…
ここでやっと「うわあ本当に野生のイルカ見れちゃったんだ」って実感が湧いた。
興奮のあまり船上で歓声が起きた。

 
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イルカは幾つかの群れをつくって、複数のポイントに同時多発していた。
警戒心が強いのか、船が近づくとすぐ察知して、海の下に潜ってしまう。
贅沢なもので、最初は背ビレがちょっと見えるだけでも満足してたのに、それに慣れると今度は「全身が見たい」「写真を撮りたい」と、どんどん欲が出てしまう。
後半はひたすらイルカを追い回して、イルカウォッチングというよりイルカハンティングと化していた。
そんな自分たちを嘲笑うかのように、イルカは四方八方に向きを変えて、出てきては隠れを繰り返し続けた。
でも、そんな風に弄ばれながら追いかけまわすのさえも楽しかった。

 
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散々追いかけまわして、気が晴れたところでイルカに別れを告げ、バイス港近くのサンドバーに向かった。
干潮時だけ歩くことができる浅瀬の砂州をサンドバーと呼ぶ。
といっても、着いた時間が遅かったのか普段からそうなのか、この日は砂が海上に顔を出すことはなかった。
広いエリアが限りなく浅瀬で続くので、海と湖の中間のような、幻想的な風景を堪能することができた。
点在する高床のコテージがより一層非現実感を演出していた。

 
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サンドバーでは水着になって、しばらく海水浴を楽しんだ。
スミロン島のビーチも大概凄かったけど、ここの透明度も凄い。
船が浮いて見えるパターンだ。

 
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遊び盛りの子どもたちが、次から次へと海の魑魅魍魎を拾ってくる。
彼らはグロテスクな外見など意に介さない。
貝から出かけの中身とかを平気で近づけてくる。
33歳のいい大人が海の中を泣き叫びながら必死で逃げ回った(←)
最終的に力づくで取り上げて彼方へ投げた。なんて大人げない。

 
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浅瀬だからあまり魚がいないんだけど、コテージの下にはたくさんいた。
カメラだけ沈めて適当にシャッターを押しても写り込む。

 
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付近には貝やウニを売る小型ボートもたくさんいて、積極的に売り込んでくる。
調理器具がある大きめのボートだと、ここで海鮮を買って、船上で焼いて食べるなんて贅沢も可能らしい。
ちなみに自分たちは昼食は持参しました。それもまたハイキング気分で楽しかった。

 
サンドバーを堪能した後、ゆうき君がボートの運転手に相談してくれて、サンゴ礁が見えるエリアに連れていってもらった。
でも深いのと波が高いのとで、泳ぎスキル皆無の自分は全然泳げなかった。
救命胴衣の上にさらに浮輪を被って(←M子さんに借りた)、船につかまってただ海に浮かんでいた。
ゆうき君かおりちゃん夫妻や、シリマン大在学のYくんは、バンバン遠くまで泳いでいた。羨ましい。。

 
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そんな体たらくの自分でも、なんとか珊瑚と魚は見れた。
水面の下に潜るだけで、なんでこんなにも別世界なんだろう。
視界はもちろんのこと、音の違いも印象的だった。
海の中はすごく静かであると同時にものすごく五月蝿い。

 
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その後再びサンドバーに戻って泳いだ。
たった数十分で、さっきより潮が随分満ちてきていた。
海の色が日の角度や潮の具合で微妙に変わっていくのを見ているのも面白かった。

 
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つい海にばかり夢中になっちゃうんだけど、雲もすごくいいんだよね。

 
思う存分泳いで、13時過ぎ頃に港へ戻った。
クラゲに刺されまくったし更に黒くなっちゃったけど楽しかった!
ちなみにお値段は10人乗りの船を11人で貸し切って4500ペソ(¥10,701くらい)。

 
行きと同じように、トライシクルとバスを乗り継いでドゥマゲッティへ戻った。
朝が早かったので、学校に着いてもまだ15時過ぎだった。

今日から新しい生徒さんが1人来ることになっていたので、部屋を訪ねてご挨拶した。
同じIT業界出身の美男子Sくん(美男子って言葉いまどき使うのか?)
転職前の有給を使って2週間の短期留学に来た向上心旺盛な若者だった。
スタッフになって初めて迎えた生徒さんです。
短い期間ですがよろしくお願いします!

 
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シキホールから帰ってきたばかりのHくんも誘って、街の案内も兼ねて外食に出かけた。
以前生ライブを見に来たCOCO AMIGOS。
実はドゥマゲッティでは数少ない、生ビールが飲めるレストランでもある。
ご飯(メキシカン料理)もなかなか美味しいです。
あと店員さんのコスチュームがかわいい。
ツードリンクと料理あわせて1人280ペソ(¥666くらい)。

 
早朝から遊び疲れて、部屋に着いたらそのまま寝てしまってブログが書けなかった。。
これを書いている今、全身筋肉痛で超ツライ。
一方子どもたちは超元気。
比べる方が間違ってるけど、年齢を感じずにはいられない。

こんな感じで学生最後の週末終了。
明日からはスタッフとしても頑張ります!

 
 
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2016-05-30 | Posted in Blog, フィリピンNo Comments » 
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