Blog, ハンガリー
「可愛い」が正義を通り越して罪
ブダペストに来て以来、この地の「我こそはヨーロッパなり」と言わんばかりの気高い雰囲気に圧倒され続けている。
実は、ヨーロッパ上陸は今回が初めてではない。
3年前、イタリアとギリシャとクロアチアを旅行したことがある。
ただ、そのときは代理店手配のクルーズツアーで、基本的にずっと船の上にいたので、街を歩く時間はあまりなかった。
以来ずっと、ヨーロッパの田舎町をのんびり気ままに歩いてみるのが憧れだった。
そこで目をつけたのが、ブダペスト郊外の小さな街「センテンドレ」。
なんと古代ローマ時代には既に街として形成されていたという、とても長い歴史を持つ場所だ。
中世以降はさまざまな民族がこの街に移り住むも、現在はバロック様式の美しい街並みに統一され、観光地として人気を集めている。
芸術も盛んで、数多くのアーティストを輩出しているそうだ。
なるほど、バロック香るいにしえの芸術都市か。
面白そう! 行ってみよう!
センテンドレへはブダペストのBatthyány tér駅からHEVでたった40分。
フラッと日帰り散歩気分で行ってみることにした。
ブダペスト市内を抜けると一気に田園風景が広がった。
車窓を見ているだけでバロック時代にタイムスリップしていく心地がした。
センテンドレどんな街かなー
13時頃に終点のセンテンドレ駅に到着。
特に行くスポットを決めていないので、Maps.meを見ながらなんとなく街の中心っぽい方向へ歩いた。
そして出会った街並がこちら。
たっまんねーなこりゃ。
こんなに可愛い街だったとは。
一言で表すなら「可愛い女子を連れてきたくなる街」だ。
「女子を確実に喜ばせられる街」と言い換えてもいい。
自分の隣で「何ここめっちゃ可愛い!」と喜ぶ女子、それを「さもありなん」と脂下がる自分の様子が目に浮かぶ。
うあーたまらん。。
「可愛いは正義」を通り越して「可愛いは罪」のレベル。
ワクワクする小道がたくさんある。
「好きなだけ迷うがいい」と言わんばかりの。
道の上にダヤンみたいな猫が寝てた。
横を通り過ぎてまっすぐ進むと、
しばらく景色を眺めていたら、さっきのダヤン氏が擦り寄ってきた。
すまん、水しか持っていない。
下に階段が続いていたので降りて行くことにした。
ちなみにこの写真の中にも別の猫が写ってるんですがわかりますか…?
ひたすらついてくる。
どうしよう。これ誘拐とかになりませんかね…?
ハーメルンの笛吹き男になった気分だ。
そうか、ここからあの素敵広場に行けたのか。
この先センテンドレに行かれる皆さん、このレストランの看板を見かけたら、是非横の小道から上に登ってみてください。
ちょっと疲れたので、この写真の右の建物のカフェについ入ってしまった。
もはやカフェ中毒だな。。
アイスコーヒーを注文すると「世界標準版とハンガリー版とどっちがいい?」と聞かれたので「じゃあハンガリー版で」と答えたら、
なんかすごいの来た。
バニラアイスと生クリームこんもり。
ハンガリーのアイスコーヒーってこんな感じなのか、知らなかった。
とっても美味しくいただいた。
ちなみにお値段は660フォリント(¥243くらい)でした。
カフェを出た後、坂を下りきってドナウ川に出た。
不意に「ああ、ヨーロッパにいるんだなぁ」と思った。
夢じゃないんだなと。
ずっと歩いてみたかったヨーロッパの街を、今本当に歩いている。
センテンドレの街歩き、予想以上に楽しかった!
1泊してじっくり探検してもよかったなぁと思ったほど。
これ以降自分の中で「ヨーロッパの小さな街探し」がブームになった。
残り期間でどれだけ行けるかなー。
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