Blog, フィリピン
蚊帳と天蓋ってどう違うの
フィリピンは今日から3連休!
これはもう外泊するしかない。
絶対もう一度行きたいと思っていたシキホールの宿を音速で予約した。
海辺で日がなぼーっとする罪深い2泊3日。
今回は前回のように日帰り弾丸トリップじゃないので、スピードが速くて快適な12時半発の船で行くことにした。
チケットは10時くらいに港に着けば買えるかなと思ってのんびり行ったら、
それにしても、この港のチケット売り場はいつも秩序が皆無で、どの列がどの船のチケット売り場なのか全然わからない。
「オーシャンジェットの船ってこの列であってる?」と人に聞いて並ぶ。
並んでると自分も人に聞かれるけど、確証がないのでひたすら「maybe」と答え続けた。
そして30分くらい待ったところで、なんと自分が買おうとしていた船のチケットが売り切れてしまった。マジか。
ところで満席ってfully bookedって言うんですね、知らなかった。
前に並んでた子が「もう満席になっちゃったよ」って教えてくれたんだけど、fully bookedがわからなくて何度も聞き返してしまった。
しょうがないので別の会社のチケット売り場を探そうとしたら、日本人らしき男女が目に入って、思わず「日本人ですか?」と声を掛けた。
同じドゥマゲッティにある別の語学学校に通っているたっちゃんさんとM子さん。
お二人は既に別会社の列のかなり前の方に進んでいたので、私のチケットも一緒に購入してくださることになった。なんてありがたい…!
たっちゃんさんは奥さんと息子さんの家族3人で、M子さんは息子さん2人と一緒に、それぞれドゥマゲッティに滞在している。
自分と同じく3連休を機にシキホール行きを決めたそうだ。
さらに同じ学校のもう一組のAさん夫婦も来ており、そちらは別会社の売り場に並んで、先に先頭まで進んだ方が全員分のチケットを買うという仕組みだった。なんてかしこい!
自分にできることといえば、「一度行ったことがある人間がいる」という極々僅かな安心感のもたらしと、暇の持て余しが限界を超えている子どもたちにiPadを提供することくらいだった。すみません。。
しかしその後も列は一向に進まず。
根性で並んでいると、セブの学校から来た日本人とフィリピン人の人たちに声を掛けられた。
フィリピン人の方はシキホールご出身で、月曜の大統領選に投票するためにシキホールに帰るんだよと言っていた。
そう言えば先生が、フィリピンでは投票は基本的にホームタウンでしかできないと言っていたのを思い出した。
そうか、それで今日は特に混んでいるのか。
あまりに列が進まないので、並んでいる客たちがワーワー叫び始めた。
自分たちはただの旅行だからまだいいけど、投票権がかかってるとなると深刻だろうな。。
今回の大統領選はかなりの接戦らしい。
さらに並ぶこと1時間ほど。11時半頃にやっとチケットが買えた。
たっちゃんさんたちはなんと8時台から並んでいたそうだ。
もはやチケット購入はシキホール行きの最大の難関と言える気がする。
シキホールに行くときは早めに港に行って頑張って並びましょう。
買えたのは14時発の船だったので、出港前に(もはや自分にとってはお馴染みの)カフェ「Rollin Pin」でお昼を食べることになった。
ここでも厚かましくもご一緒させていただいた。
ご飯を食べながらみなさんについて話を聞いた。
たっちゃんさんご夫婦は自営業で、手作りの服を販売して生計を立てながら、ご家族で頻繁に海外を旅行されている。
M子さんはなんとご主人1人だけ日本に置いて、お子さん2人と1年こっちに滞在するそうだ。
そしてAさんご夫婦は20代の若さでありながら、トレードの稼ぎで生計を立てて各国を旅行している。
今は全員ドゥマゲッティの語学学校で英語留学中。
みなさんすげー。。
海外で出会う人ってみんなほんとぶっとんでるな。
それとも単に、今までの自分の交友幅が狭かっただけなんだろうか。
でもそんな自分も「世界一周?」「ハープ?すげー!」と驚かれた。
自分では実感湧きにくいけど、自分も十分変わって見えるんだろうな。
今回の船は前回よりちょっと小さいサイズだった。
前回は沖縄フェリーのリサイクルで今回は愛媛フェリー。
フィリピンでは珍しく、定刻の14時ぴったりに出発して15時半にシキホールに着いた。
まずみんなで帰りのチケットを買う。
月曜日のチケットが買えたのはオーシャンジェットだけだった。13時50分発の1本のみ。
その後みなさんと連絡先を交換して、みなさんは港でバイクをレンタルし、自分はトライシクルかジプニーを探して、それぞれの宿に向かうことになった。
やっぱみなさんバイク乗れるんだなー羨ましい。。日本で練習してくればよかった。
自分が予約した宿までは直通のジプニーが出ているらしいんだけど、どうやらチケットを買っている間にもう出てしまったらしい。
適当に歩いてたらそのへんのおじちゃん達が話しかけてくれて、ここに行きたいんだけどと聞くと「遠いから途中のLarenaという町で乗り換えないと行けないよ」と教えてくれた。
で、Larenaまで行ってくれるトライシクルを探そうとしたら、また別のおじちゃんが声を掛けてくれて、150ペソで行ってあげるよと。
じゃお願いしますってついてったら、トライシクルじゃなくてバイタクだったorz スミロンの悲劇再び。
バイクの2人乗り、気持ちいいし楽しいけどノーヘルが怖いんだよなー
しかも今回ハープも持ってるからより一層怖い。
片手でハープ押さえて片手でおじちゃんにしがみついてなんとか乗り切った。
途中おじちゃんが後ろ振り返りながら「どこから来たの」「なんで1人なの」「彼氏いるの」「明日の予定は」「電話番号教えて」とか色々聞いてくるんだけど、ずっと「頼むから前向いて運転してくれ」って祈ってた。
そして口説かれてるのか純粋な質問なのかよくわからず、「結婚してます。旦那は日本にいます」と嘘ついてしまった。
「え、じゃあなんで1人で来たの」と突っ込まれてうまく答えられず。
嘘に嘘を重ねるのって難しい。
でもおじちゃんはそれ以上特にしつこく誘ってくることもなく、Larenaに着いたらすんなり帰っていった。
Larenaでトライシクルを捕まえて金額交渉。
トライシクルに乗るとき「幾ら出せる?」って聞かれるんだけど、見知らぬ土地なので相場がわからなくて困る。
宿からの案内メールに直通ジプニーが250ペソとあって、ここまでバイタクが150ペソだったから、逆算して残った100ペソを言ったらOKだった。
高いのかな? わからない。
夕方前くらいに宿に着いた。
Kiwi Dive Resort
島の北側、Sanduganという地域にある海沿いの宿。
レセプションまでの道が緑のトンネルになっていた。
素敵すぎる。
自分が泊まるコテージがこちら。
1泊690ペソ(¥1,569くらい)
ダブルベッド
水シャワー
クーラーなし(ファンのみ)
蚊帳付き
めっちゃ素敵やん。。
蚊帳が私が知ってるのと違う。
これ、どっちかっていうと天蓋じゃね?
ん、てか天蓋ってもしかして蚊帳のことなの?
どっちにしろ、明らかに1人で来ちゃいけない系。
この宿のコテージは山側と海側に分かれていて、貧乏な自分は山側。
階段を降りると海側のコテージ、レセプション、バー兼レストランがある。
バー兼レストランの辺りは共用スペースにもなっている。
ベンチやハンモックがあって、もう泣けてくるくらい雰囲気がいい。
ここでwifiも使える。
部屋に荷物を置いて、目の前のビーチに散歩に行った。
ちょうどサンセット前の干潮の時間だった。
ただでさえ遠浅の海からさらに水が引いて、浜辺はまるで枯れた湖のようだった。
実はここは世界の最果てで、実は世界は今日で終わることになってるんじゃないかとか思ってしまう。
サンセットの後、部屋に戻って横になったら、うっかりうたた寝してしまった。
19時くらいにレストランに降りて夕食を食べた。
チキンセットとマンゴーシェイク。
夜の部屋はこんな感じ。
うん、やっぱり1人で来ちゃいけない系だ。
23時半頃ふて寝した。
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コメント3件
トルバの元2ndの人 | 2016.05.10 17:11
あと、心配しなくても貴女も充分ぶっ飛んでるよ(笑)
シモーネ | 2016.05.10 20:13
>トルバの元2ndの人さん
あ!天蓋って屋根のことでしたか…!
もう「天蓋付きベッド=お姫様ベッド」ってイメージしかありませんでした。。
ここ最近で一番1人が淋しい夜でしたw
トルバの元2ndの人 | 2016.05.10 17:04
天蓋ってのは垂れ下がってるものじゃなくてその上の屋根的なものじゃないの?
ベッドの上が見切れてるからわからないけど、天井から吊ってるなら天蓋付きベッドじゃなくてやっぱり蚊帳かな?(笑)