Blog, キルギス
ここで馬に乗らずしていつ乗るというのだ
7時起床。
ユルタの外に出て朝のイシククル湖を見にいく。
波が岸に打ち寄せてこず、右から左に流れていた。
陸と湖の境目を眺めていると、自分のいる陸の方が左から右に流れているように錯覚する。
改めて不思議な湖だ。
朝食をいただいてユルタキャンプを後にし、タクシーですぐ側のボコンバエバ村に向かった。
実はここキルギスでもう一つやりたいことがあるのだ。
中央アジアと言えば、やはりなんといっても遊牧騎馬民族!
スキタイ、エフタル、突厥、タタール…
世界史の授業でその存在を知ったときから、果てしない平原を馬で自由に駆け巡る人々の様子を何百回と妄想してきた。
ここで馬に乗らずして、一体いつ乗るというのだ…!
ということで、ここでも先人のブログを参考にし、ボコンバエバ村のCBTでホーストレッキングの問い合わせをしてみた。
(「長い長い夏休み日記」さん、超参考にさせていただきました!ありがとうございます!)
体験できるホーストレッキングは2種類あった。
ボコンバエバ村周辺を周る2時間コースと、山頂まで行き絶景を拝む3時間コース。
値段はそれぞれ2,800ソム(¥4,134くらい)と4,300ソム(¥6,349くらい)。
やっぱり1人申し込みだとなかなか高額だなぁ、、、
正直完全に予算オーバーだったけど、もう2度とない機会かもしれないし、思いきって後者で行くことにした。
が、行けなかった。
手持ちのソムが足りなかったのだ。
間抜けすぎる。。この大事なときに!
そんなわけで、泣く泣く2,800ソムのコースへ。
ただ結果的には、こっちのコースでも十分満足できました!
なんてったって、
村周辺の景色が既にすごい!
この絶景を見ながら2時間も馬に乗せてもらえるのだ。
キルギス価格感覚でつい「高い」と思ってしまったけど、冷静に考えるとむしろ安い。
あと、自分はてっきりガイドさんが馬を引っ張ってくれるものだと思い込んでたんですが、
完全に自分で乗るんだね…!
よりリアルに遊牧騎馬民族気分に浸れて嬉しかった。
ただ操縦が難しい。。
「手綱をもっと強く引っ張って!」「もっと強く蹴って!」とか言われるんだけど、生き物だと思うと抵抗があってなかなかできなかった。
ガイドをしてくれたウルクベク。
なんと19歳。
アンティマク同様ビシュケクの大学に通う学生で、英語がとても上手い。
大学が夏季休暇の間はこうしてガイドの仕事をしているそうだ。
キルギスの文化や言葉をいろいろと教えてくれた。
ガイドさんだから当然なのかもしれんけど、
乗馬がとても上手。
ギャロップの仕方も教えてくれたけど、怖くてできなかったorz
こんなんでよく「遊牧騎馬民族気分に浸りたい」とか言えるよなー我ながら。
馬用の鞭も見せてくれた。
牛の皮でつくられているという。
牛の皮と聞いて驚くと、「えー別に日本だって牛革製の鞄とかあるでしょ?」と突っ込まれた。
た、確かに。。
日本で牛革製品を見てもなんとも思わないのに、ここで牛革製と聞くとリアルに皮を剥ぐ様子が想像できるんだよな。
イシククル湖まで見通せる高台にもつれていってくれた。
この高台がとても気持ちの良い場所で、しばらくボーッとしていたくなった。
ウルクベクも気を利かせてくれて、ここでの休憩時間を長めに取ってくれた。
2時間のトレッキングを終えてCBTに戻ると「ハープを弾いてくれ」とせがまれたので、少しだけ弾いたらとても喜んでくれた。
日本人女性と韓国人女性のモノマネとかもしてくれて(しかも上手いw)面白い子だったな。
ウルクベクありがとう!
最高のホーストレッキングだった!
その後ボコンバエバからマルシュに乗り、カラコルのduet hostelへ戻った。
気づけば一番長く滞在した街になったカラコル。
ちょっと名残惜しいけど、明日とうとうカラコルを去りビシュケクに戻る。
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