海外ノマド, Blog, フィリピン
心からほっとする原風景
朝食。
レタスのサラダ、ベーコンエッグ、ヨーグルト、バナナ。
食材が尽きてきたけど、一時帰国までに生ものを消費すべく、買い出しにはいかないことにした。
Oは基本的に外食。
早起きしてDMのデザインにとりかかるつもりが、今日も寝坊。
ダラダラしてしまって、結局午前中は作業せずに過ごしてしまった。
この日は学校の生徒のYさん、Nさんと一緒に、ちょっとだけ遠出してランチを食べる約束をしていたので、11時過ぎくらいに家を出た。
行先はドゥマゲテの南、ダーウィンという街の近くにあるレストラン。
まずガソリンスタンドでガソリンを補充した。
100ペソで2.22リットル、1リットルあたり45.16ペソだった。
自分で運転したりガソリンを買ったりした経験がないので、これが安いのか高いのかすらわからなかった。
ダウンタウンを抜けてハイウェイをひたすら南へ走る。
ダーウィンはドゥマゲテよりも小さい街なので、下り方面ということになる。
2年前より都会化しているし、道も格段に混んでいるけど、目の前の景色はまだまだ「原風景」といった趣がある。
裸足で歩く子ども、道端で焼かれる鶏、おおざっぱに輸送される荷物、のんびり昼寝する野良犬。
きっとかつて日本でもこういう光景が広がっていたんだろう。
それはもはや私が生まれる前だから、懐かしいという感情はあまり無い。
でも、なんだかどうしようもなく心がホッとする。
感傷的になって、涙がこぼれそうになる。
こんなことをOに言うと一笑に付されそうだが。
目的のレストラン「Finbar」に到着。
学校からだとスクーターで30分くらい。
ローカル感がありつつも、旅行者向けに洗練された素敵なレストラン。
一目で気に入ってしまった。
スタッフTシャツ集めにハマっているYさんは、この日も早速FinbarオリジナルTシャツをゲットしていた。
どっちもOが撮った写真。
Oの方が写真が上手い。悔しい。
マンゴーシェイク2個、BLT サンド2個、ルンピア1個をオーダー。
Oの分と合わせて520ペソだった。
2年前には交通量も少なくお店も見当たらなかったハイウェイ沿いが、今ではホットなスポットになりつつあるという。
海も近いし、ダーウィンには旅行者も来るし、まだ土地や空き家も残っていそうだし、ビジネスチャンスがありそうだねという話になった。
OがYさんにサービスエリアの開業を勧めて、Nさんはバーで、じゃあ私はスイーツ専門のカフェがやりたい、などと無責任に話して盛り上がった。
こういう話ができるだけでもとても楽しい。
15時頃に帰り、すぐDMの作業に取り掛かった。
今日中に両面のデザインを提出する約束をしている。
が、自分の中で方向性がなかなか定まらずかなり苦戦した。
結局日付を超えるまで作業してなんとか提出した。
夕食は基本的に外食にしているけど、作業が危うかったので出かけずに部屋で辛ラーメンをつくって食べた。
白菜とバナナをこれで消費しきった。
夜中になって慌てて一時帰国のパッキングを始めた。
といっても実家に帰るだけなので荷物はほとんど要らない。
パソコンが大きいので、Oの大きめのリュックを貸してもらうことにした。
帰りにはたくさん日本食を詰め込もう。
*ドゥマゲテのお店位置情報*
Finbar