Blog, モロッコ
この時間をどれほど夢見てきたことか
モロッコ旅のスタートは赤の街マラケシュから。
前回も書いたが、モロッコは世界一周を決める前からずっと来たい国だった。
モロッコの旅行本も読み漁ったし、脳内では既に5回くらい旅しているし、夢の中では既に10回くらい旅している。
おかげで情報量はほぼ完璧、目を瞑っていても観光できるほどだ(←嘘です)
宿でもらった地図を頼りに(←目を瞑ってても観光できるんじゃなかったのか)夢にまで見たマラケシュの旧市街を、思う存分歩きまくることにした。
日本人宿house13は、世界遺産の旧市街のど真ん中にある。
宿を出るとすぐに、迷路のように入り組んだ小道が広がっている。
まずはスークと呼ばれる市場のようなエリアへ。
すごい数の人と熱気!
アジアのローカル市場がそのまま街になったかのような。
オレンジがかった赤の世界の中に、色とりどりの絨毯、怪しく輝くランプ、新鮮なのか腐ってるのかよくわからない食材が映える。
突然コーランが流れ出したと思ったら、あらぬ方向からカタコトの日本語で呼びかけられたり、カオスの極みだ。
スークの奥にあるカフェのテラスで、混沌のスークを見下ろしながらミントティーをいただく。
というかアイスティーを頼んだらミントティーが来た。
葉っぱの密度がすごい。
マラケシュの街はどこもかしこも猫だらけだった。
後にそれはマラケシュに限ったことではないと知る。
スークからフナ広場を抜けて小道に入ると、いきなり人気が減って静かになる。
house13の地図で「おさんぽ通り」と書いてあるエリアだ。
とても雰囲気のいい通りだった。
話しかけられることもなく、他の観光客にも出会わず、マラケシュの赤い街並みを落ち着いて堪能できる。
でも雑多で人で溢れかえっている方がまさにマラケシュって気もする。
写真で表すのが難しい。。
雑多なものや人を撮るのが特に苦手だ。
秩序立ったものや人以外を撮るのが得意かというとそうでもないけど(´Д` )
マラケシュといえばフナ広場!
広場が一番見渡せるという「カフェ・ド・フランス」の最上階テラスに来た。
階段の場所がわかりにくくて、店員さんに聞きまくってやっと着けた。。
夕日に赤く染まっていくフナ広場。
夜が近づくにつれて賑やかになっていく。
いつの間にか始まった音楽の演奏を聴きながら、のんびり広場を眺める。
なんとも言えない気持ちになる。
ああ、この時間を、どれほど夢見てきたことか。
夜が更けて本領発揮のフナ広場。
昼間以上に話しかけられる!
これを見ていけ、ご飯を食べていけ、コニチワー、カワイイネー、結婚しよう。
すごく遠くからこっそり見ていてもすぐ気づかれる。
路上演奏をこっそり撮影しようとしても、すぐ見つかって「写真撮るならお金ちょうだいよ」って手を差し出される。
なるほど、確かにちょっとウザイかも!
でもなんだか、話しかけられるのが不思議と面白い。
ヨーロッパとあまりに違いすぎて新鮮なのかもしれない。
それに思っていたほどしつこくないモロッコ人。
「あっちに行きたいから」とか「もうお腹いっぱいだから」とか言うと、「えーじゃあまた今度ね」ってすぐ解放してくれる。
しつこいと言うよりは、人懐っこい。
犬みたいな感じ。(←褒め言葉です)
フナ広場の屋台で、遂にタジン料理デビュー!
いやーこの瞬間も何度も脳内シミュレーションしましたよ。
もうめっっっっちゃ美味しい!
シミュレーションをさらに超えてくる美味さ!
写真はレモンとチキンのタジン。
ホクホクのじゃがいも、 絶妙に柔らかく煮えたチキン、レモンの爽やかな風味と香辛料の独特な風味、完璧すぎる!
芸術的に美味い。
一発でタジンにハマってしまい、この後の日程もひたすらタジンばかり食べまくるのだった。
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