Blog, ハンガリー
無人宮殿と戦慄迷宮へようこそ
ブダペストに来て自覚したけど、自分のヨーロッパに対するイメージは、かなりの部分がRPGによって形成された気がする。
具体的にはドラクエ、FF、ロマサガだ。
RPG7割、ジブリ2割、その他1割といったところじゃないだろうか。
(なんという無教養)
ブダペストにいると、しょっちゅう「ドラクエのあれだ」「FFのあれだ」などと思ってしまう。
実際、多くのRPGがヨーロッパの景観や歴史を参考にデザインされていると推測される。
つまり「ヨーロッパの文化」が先に存在し、その影響を受けて日本のRPGが生まれているわけだが、自分の中ではあくまで「RPG」の体験が先なので、実際の歴史とイメージの順番が逆になってしまっている。
なので観光していると「ドラクエのあれだ」「いやいや、これが元になってドラクエのあれになってるんだ」などと思考が若干混乱する。
自分はこれを「七夕の国現象」と呼んでいる。
(なんというどうでもいい話)
そんなブダペストで、とりわけRPG気分が高まったおすすめスポット2箇所を紹介します。
一体ここの何がRPGかというと、
雰囲気が完全に宮殿(むしろ博物館的雰囲気が一切ない)ことと、ほぼ無人なこと。
怖いほどに人がいない。なんでだろう、、、
宮殿と名のつくスポットは観光客で溢れかえるのが世の常だと思うが、ここは雰囲気だけで言えば「無人の宮殿」。
つまり城ダンジョンに乗り込んだ勇者の気分が味わえるのだ。
ディズニー映画「美女と野獣」でベルが野獣の城を恐る恐る探検しているときの気分とも言えるかもしれない。
もちろん展示もかなり面白いです。
一部を写真で紹介。
ハンガリーの伝統刺繍や民族衣装をふんだんに観察できる。
特に衣装はうっとりするほど可愛らしい。
マジャール人の伝統的な生活道具や楽器なども観れる。
そういえば、マジャール人はウラル山脈からここハンガリーに移住してきた、元は遊牧民族だった。
中央アジアから一気に途中を飛ばしてきてしまった気がしてたけど、ハンガリー人の起源であるマジャール人も、中央アジア北部からここへ来たのだと思うと、なんだか嬉しくなった。
以上、「無人の宮殿」おすすめです!
人がいないという点では、日本だとコスプレイヤーさんにものすごく需要がありそうだなぁ…
続いては、ブダペスト王宮地下迷宮。
ブダペストの王宮は丘の上に建っているが、その地下には広大な天然洞窟が複雑に広がっており、まさに「迷宮」を成しているという。
これまでカタコンベ、監獄、シェルター、ワイン倉庫など、様々な使われ方をしてきたが、全貌は未だにわかっていないとか。
その迷路の一部が、なんと観光用に解放されているのだ。
こんなリアルダンジョンが存在するなんて!
行かないわけがない。
ただ「かなり怖い」との事前情報もあったので、じゅん君やおみそれ夫妻、さらに日本人宿アンダンテに集った他のメンバーも巻き込んで全7人で乗り込んだ。
こちらが地下迷宮の入口。
王宮の丘エリアの一角にあるが、一見普通の家のような外観で、そうと知っていなければ気づかないかもしれない。
ちなみにここまで自分がナビしてきたのだが、途中で一度道を間違えてしまったorz
迷宮に着く前から迷うとかorz
しかも自ら巻き込んだ皆さんを余計に歩かせてしまったorz
いい加減方向音痴治らんかなー。。
入口から進んで一度曲がると、いきなり先が見えない階段に出る。
降りた先の受付で2,500フォリントを払っていよいよ迷宮へ。
洞窟の中はこんな感じ。
すごい、もうRPGの洞窟ダンジョン以外の何者でもない(←違)
まさか現実世界にこんな場所があったとは。
完全に暗闇の道も多い。
ペンライトやスマホの灯りがなければ歩けない。
歴史遺物としても価値が高いはずだが、洞窟の中はそういった解説等が一切なく、何故か謎の蝋人形やら謎の生首やらドラキュラ伯爵の棺やらがあり、運営側は完全に怖がらせに来ているとしか思えなかった。
だからRPG気分で楽しむのはまんざら不正解でもない気がする。
しかも今回は7人で来たのでパーティ気分が盛り上がり、「アイテム『カンテラ』を手に入れたぞ」「毒の泉だ、気をつけろ」とか言い合ったりして楽しかった。
以上、RPGの世界に入り込める2大スポット、ブダペスト観光の目玉に是非!
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コメント2件
シモーネ | 2016.09.19 4:47
>きよし
いや〜メタルスライムに逃げられまくるわエリクサー使い果たすわで大変だったよ!(←)
我々の青春時代ですなw
きよし | 2016.09.18 15:10
ドラクエ、FF、ロマサガ、わかる。
なにそれやばい(やばい)
語彙力の無さ…