Blog, フィリピン

俺別に自分ではすごいと思ってないけど然

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2016/6/4
留学62日目(ドゥマゲッティ)

 
7時起床。
今日は家から一歩も出ず、ひたすら調べもの。

 
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のつもりだったけど、校長先生がCOCO AMIGOSにライブを聴きに行くということで、前回に引き続きついていかせてもらった。
校長先生が予約してくださったので、今回も特等席で生ライブを堪能できた。

今日は前回とは別のバンドだったんだけど、
この人たちもバカうま。特に

 
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このおじさん(お兄さん?)。
小室さんスタイルでずっと演奏しながら歌ってた。
(てか小室さんスタイルって今の若い人はもう知らないか。自分が10代の頃は彼がJPOP界の神でした)
例えが悪いけど、麻薬中毒者がやっと禁断症状から解放されたときのような表情で歌ってた。まさにaddicted to music。

 
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「I Will Always Love You」とか、こういう場所で生で聴くと、雰囲気も相まって鳥肌がすごい。
(ホイットニー・ヒューストンの「And I~」ってやつ。これももう若い人は知らないかもしれない)
そして改めてつくづく名曲だなと思う。
このコード進行に、よくこんなドラマチックなメロディーを思いつくもんだなと。

それにしても、転調した後のサビの入りの高音とか、普通ならちょっと身構える(「さぁ来るぞ」的なタメがある)と思うんだけど、この方たちは何でもないことのようにケロッとお歌いになる。
直前まで小声で打ち合わせしてて、突然「And I~」って熱唱しだしたり。
ステージパフォーマンスとしてはちょっと勿体ない気もしないでもないけど、逆に真のテクニックを見せつけられる感じがしてすごくかっこいい。
いわゆる「俺別に自分ではすごいと思ってないけど然」ってやつ。でも傍から見ると超絶プレイってやつ。

この「俺別に自分ではすごいと思ってないけど然」にずーっと憧れてて、自分でも何度も何度もやろうとしたけど、結局できなかったんだよな。
聴かせどころを弾くときはどうしても「ねぇほら聴いてすごいでしょ!」って気持ちになってしまう(←)
いや、無理にでもそう思わないと緊張してしまってやってられないって場合もあったけど。
よくも悪くも、いつも誰かの目や耳を意識して弾いていた。
一緒に弾く仲間がいて、聴いてくれる人がいたからこそだ。

 
そんなことを思いながら聴いていたら、昨日なんであんなに楽団の音楽が恋しくなったのかがわかった気がした。
多分ここにきて、1人で弾く孤独が身に沁みたのだ。10年以上も誰かと弾いていたから。
仲間と一緒に演奏できた時間が猛烈に懐かしくなってしまった。
音楽は癒しにもなり、中毒性の劇薬にもなる。
そしてときに、孤独を痛いほどに際立たせる存在でもある。

 
左側のボーカルの子が日本で働いていたことがあるらしく、日本語の曲を3曲も歌ってくれた。
kiroroの「Best Friend」、テレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」、宇多田ヒカルの「First Love」。
とても綺麗な発音だった。
海外で聴く日本語の歌は沁みすぎてヤバイ。特にkiroroはボロボロ泣いてしまった。
自分もやっぱり日本語の歌が歌いたいと思った。

 
25時就寝。

 
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2016-06-05 | Posted in Blog, フィリピン2 Comments » 

コメント2件

 toyamau | 2016.06.05 22:14

小室スタイルはともかく、I Will Always Love You(のサビの部分)は若者でも聞いたことあるんじゃないかな…(と信じたい)。
kiroroのBest Friendはハープ弾き語りにも合いそうだけど、ちょっとテンポが速いかな?

 シモーネ | 2016.06.06 8:14

>toyamau
kiroroのBest Friendはハープでもいけそうですね!
他のkiroroの曲も、ピアノ譜をそのままハープに移行できるかもです。
やってみようかなぁ。

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