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最大の抑止力

退職・留学・世界一周のことを、両親に報告しました。

 
「次に電話かかってきたら言おう」と10月には決めていたのに、
そういうときに限って全然かかってこない。

いや、自分からかければ済むことなんですけどね！
特に母は、強く反対することが目に見えていたので、
なかなか腰が上げられなかった。
こういう、大事なことを後回しにしちゃうところ、
ほんと幼稚だよなーと、我ながらつくづく思う。

 
話した結果、予想通り母は反対そうだったけど、
父が味方してくれて、なんとなく認めてもらえた感じになった。
まぁ、私ももういい年齢の大人ですからね。
どんなに反対されてもきっと行くしね。

でも、かけがえのない家族だから、
勝手だけど、理解してもらえたらいいなと思ってた。

 
「会社辞めることにした」って言ったとき、父の第一声は

何かあったのか

だった。
私が何か辛い思いをしたんじゃないかと、心配してくれたんだと思う。
この一言で既に泣きそうだった。

「留学して、その後そのまま海外を周る」と言うと、
すごく驚いてたけど、賛成してくれた。
私の人生だから、私が後悔しないように、好きにしなさいと。
ただ、困ったときは必ずすぐ親を頼るようにと言われた。
そして、お父さんもお母さんも元気だからこっちの心配はしなくていい、
お母さんは俺が説得するから安心しなさい、とも。

 
母は電話口の後ろでわーわー言ってましたけどもw
父から電話変わった後も「実家に帰ってくればいいのに…」とぶつぶつ。

そうだよね、親不孝だよね。
未だに孫の顔も見せられず、
心配かけることしかしてなくて、
ほんとごめんね、お母さん。
でも、これでも一応、心底「親孝行したい」と思ってるんだよ。
だからこそ、こんなに芯の無い自分も、
フラフラで光が見えない毎日も、いい加減卒業したい。

 
どんな私でも「いつでも帰ってこい」と言ってくれる両親の存在は、
本当に本当に有り難くて、
この人たちからもらった愛情に背くことだけは、
これから先も絶対にできないと改めて痛感した。
私の最大の抑止力であり、生涯背負う十字架だ。
犯罪行為も、二人より先に死ぬことも、絶対ダメだ。

 
父は、フィリピン留学中に「お母さんと会いにいくよ」と言ってくれた。
仕事忙しそうだけど、本当に来てくれたら嬉しいな。

俺ももし今の時代に20代や30代だったら
きっと全然違う生き方を選んでいたと思うよ
とも言っていた。
海外をまわってみたいという気持ちにも、
もしかしたら多少シンパシーを感じてくれたのかもしれない。

 
まぁでも父も、そう言いつつ心配そうでしたけどね！
「よりによってこのご時世に…」と。
ですよね、ほんと、タイミング的には最悪です。笑うしかない。

そういえば従姉妹の〇〇ちゃんも海外まわって、あそこまで行ってたからな。
ほら、チェ・ゲバラが殺された国…ああそうだ、ボリビアだ！
あんなところまで行くなんて、危ないよなー

あ…ご、ごめん、ボリビアは私も行くつもり…

え

 
ほ、ほんとすみません。。

世界一周旅行者的には、ボリビアと言えばウユニ塩湖だけど、
ゲリラ戦のイメージの方が未だに一般的なのかもしれないなーと、ふと思った。
今度実家に帰ったときに、予定ルートと行き先の治安情報を、改めて二人にちゃんと説明しよう。

 
 
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