Blog, チェコ

世界三大魔術都市へようこそ

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2016/9/27
プラハ

 
世界有数の観光都市プラハ。
いくら海外音痴の自分でも、さすがにここプラハには幾つかイメージを持っている。

かつての神聖ローマ帝国の首都。
一次大戦後は旧チェコスロヴァキアの首都。
プラハの春とビロード革命。

スメタナの曲で有名なモルダウ川。
写真が絵になりすぎる天文時計。
オレンジ屋根の美しい街並。

カフカ。
アンチンボルド。
浦沢直樹「Monster」。

 
でも個人的に一番胸熱なのは、ここプラハが世界三大魔術都市の一つと言われていることだ。

ご存じだろうか。
16世紀にこの地を治めたルドルフ2世が突如オカルトに激ハマりし、魔術師を集めまくってプラハを当時最大の魔術都市につくり上げたことを…!
(※若干誇張してますが史実です)

ちなみに残りの2都市はイギリスのロンドンとウズベキスタンのサマルカンドらしいです。
(元ネタは多分バーティミアスシリーズ)
くそーウズベキスタン…!
いつか絶対行ってやる。

 
というわけで世界三大魔術都市、どれほどのもんか見せてもらおう。
今日は共和国広場からプラハ城まで続く「王の道」を歩く。
もうね、このネーミングからして胸熱ですよ。

ではまずは街歩き写真から、とくとご覧あれ!

 
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いやはや…

もはや…

なんともや(´Д` )

世界三大、伊達じゃない!
さすが「黄金のプラハ」!
さすが街のほとんどが世界遺産!

 
実際に訪れてみて、「おとぎ話の世界のような」という称され方がとてもしっくりきた。
可愛らしくてノスタルジックでごちゃごちゃしててまるでおもちゃ箱みたいなんだけど、

 
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結構な割合で不気味さも混じってるんだよね。
確かに童話やおとぎ話が持つグロテスク要素を彷彿とさせる。

 
もうちょっとちゃんと刻みますね。

 
旧市街広場

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シャボン玉もセグウェイも、ここだと魔術に見えてしまうよね(←そんなこたあない)

 
天文時計

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どこからどう撮っても絵になりすぎる(´Д` )
デザインセンスはんぱない

 
カレル橋

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信じられます?
この橋、14世紀からあるんですって。

 
聖ヴィート大聖堂

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ミュシャのステンドグラスに圧倒された

 
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なんと聖ヴィート大聖堂の時計塔の部分に登れるというので登ってみた。

 
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建物分野ではこの旅で一番しんどい登りだった。
(自然分野はもちろんアラコル湖がダントツ)
途中で異次元に迷い込んだんじゃないかと思うくらい、螺旋階段が延々と続く。
高さ90メートル、287段らしい。
その景観は

 
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ふははは来たぞ三大魔術都市!
これでプラハは俺のもの!
(言いたいだけ)

 
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途方もなくオレンジ。
なぜここまで色が揃うのだ。
塗料もしくは瓦は一業者独占なんだろうか。

ちなみにプラハ城のエリア内には

 
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例のルドルフ2世が錬金術師を集めまくって住まわせていたという「錬金術師通り」なるものもある。
ナイス演出!
さすが世界三大魔術都市!(←何回言うんだ)

 
プラハ城を下りて、次はザルツブルクで見そこねたマリオネット劇を観に劇場へ。
ここプラハもザルツブルクに負けず劣らずマリオネット劇が有名らしい。
マリオネット劇場は幾つかあるんだけど、自分なりに調べた中で最も雰囲気が良かった「王の道マリオネット劇場」に行ってみることにした。

場所はカレル橋のすぐ側。
チケットは当日窓口で直接購入。
19時からの回に入った。

 
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見てくださいこの小屋みたいな客席!
たまらんでしょ。

 
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飾られている人形が怖い

 
で、このマリオネット劇なんですが、すごく面白かったです!!
これはマジでオススメしたい。

演目はモーツァルト作曲のオペラ「ドン・ジョバンニ」。
プラハで初演され人気を博したことから、プラハでオペラと言えばこれが定番らしい。
ちなみに元ネタはスペインのドン・ファン伝説。
自分は曲もストーリーも知らなかったので、予め簡単なあらすじだけ調べて臨んだ。

 
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オペラの音源が流れて、それに合わせて人形が動く。
序曲のオーケストラ演奏からスタート。
ここはまだ人形じゃなくて紙絵。でも動く。
ちゃんと各楽器の音と奏者の動きがぴったり一致していた。すごい!

 
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続いていよいよマリオネット登場。
小さいながらも奥行きを生かした舞台で、人形たちが生き生きと動く。
その動きがめっちゃコミカル!
喜劇だからコミカルな動きがすごくよく合う。
人間ではできないダイナミックな動き、例えば階段から転げ落ちたり、いるはずのない場所から突然現れたりといった演出がすごく楽しい。
客席も声をあげて笑っていた。

 
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マリオネットというと上から吊るして紐で紐で操るイメージだったけど、下から動かすタイプもあれば、この写真のように指人形で操るシーンもあって驚いた。
技が多彩だ。

 
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クライマックスの石像に至っては、なんと人間がそのまま演じたw
もはや人形劇じゃないけど迫力が出てナイス!

曲も今回初めて聴いたので、モーツァルトらしい華やかなメロディで耳も同時に楽しめた。
そして登場人物たちの歌がすごい!
めっちゃ難しそう!
特にドン・ジョバンニの途中のソロ、早口すぎてブレス入れる暇がない。
一体どうやって歌うのだ。
人間のオペラも観劇したくなった。

 
 
こうしてプラハ初日終了。
何もかもがめまぐるしくて楽しすぎる!
しかし魔術都市の本髄はまだこれから。
そしてその前に、明日は「世界一美しい街」の一つと称されるチェスキークルムロフに行く。

 
 
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2016-02-17 18.33.26
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2016-10-06 | Posted in Blog, チェコ2 Comments » 

コメント2件

 toyamau | 2016.10.06 12:38

第2幕にマンドリン出てきた?

 シモーネ | 2016.10.07 19:53

>toyamauさん
出てきました!!
ばっちり動画で押さえましたw

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