Blog, 出発前_雑記
スナフキンはかく語りき
長い旅行に必要なのは
大きなカバンじゃなく
口ずさめる一つの歌さ
***
「旅人」のイメージの原点って何だろう。
二次元三次元問わず、著名な旅人はたくさんいるけど、
自分の場合、真っ先に思い浮かぶのがスナフキン。
ご存知、トーベ・ヤンソン作「ムーミン」の登場人物です。
子ども心に、あのキャラクターが強烈だったんだよね。
自分の中では桃白白と並ぶレベル。
だから、旅人と言えばスナフキン。
孤独を愛し、音楽を愛し、
故郷を失い世を儚む流浪の民。
パイプ煙草と釣り竿とハーモニカ。
自分は世捨て人になるつもりはないけど(そもそも「旅人」とも言えない気がするけど)
スナフキンに代表される流れ者的キャラクターに、
そこはかとない憧れを持っていたりする。
故に「旅に楽器はつきものだろ!」という
謎の固定観念をずっと持っている。
唯一真似できるスナフキンスタイルだしね。
もちろん、世界一周バスカーの皆さんにもものすごく憧れた。
バスキングも旅中に絶対やってみたい。
ただ、自分の場合はそれ以上に、
ただただ浸るために弾いてみたい。
森の奥で、湖の畔で、草原の真ん中で、海を臨む崖の上で、
異国の風を全身に浴びながら、
骨の髄まで孤独を噛み締めながら、
ひたすらポロポロ弾いてみたい。
そのシチュエーションを想像するだけでゾクゾクするんだよね。
アホですね。
欲を言えば、ハープに似つかわしい、
「妖精と見紛う見目麗しい容姿」なんかも欲しかったけどね…!
そしたら妄想の幅がさらに広がっただろうなぁ。
あと、音楽仲間にもたくさん出会ってみたいな。
(ブレーメンの音楽隊のシチュエーションにも憧れている)
逆にどんどん欲が出てきて、スナフキンは遠ざかる一方だ。
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