Blog, 出発前_雑記
旅の終わり
世界一周すると決めてからは、
わくわくして、早く出発したくて、
1日1日が過ぎるのが遅すぎて、
まどろっこしく感じるくらいだった。
でも少しずつ時間が経って、
今の生活の終わりが見え始めると、
今度は逆に、名残惜しくもなってくる。
そうか、もう今の職場の人たちと
同じ「社員」として関わることはなくなるんだなぁ、とか。
楽団の仲間たちと、今度いつ一緒に弾けるかわからないし、
住みなれて愛着が湧いたこの街にも、戻ってこないかもしれないんだなぁ、とか。
あまりにも「なんとなく」でここまで来てしまった。
いつの間にか義務教育が始まって、
入学と卒業を繰り返して、成人して、
受かった会社に就職して、社会人になった。
ただ日々を送るだけで、
何かが始まり、終わっていったから、
自分自身の手で、こんなにもいろんなことを
一気に終わらせるのが、多分はじめてなのだ。
きっと、「終わり」に向き合う機会が
これからもっと増えていくんだろうと思う。
世界一周が終わる頃も、やっぱり名残惜しく感じるのかな。
行く前に終わりを考えてもしょうがないけど。
満足しきるより、「もっと知りたい」と思える終わりになるといいな。
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