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卵をわざわざ巻く意味


シモーネ@職業訓練校通い始めました!
思ってたよりだいぶハードです職業訓練…!
もー毎日、ついていくのに必死です。


気づけば無職歴1年。
定期収入が無くなってもうすぐ2年目に突入する。

旅行中は全然気にならなかったのに(←それもどうなんだ)、日本にいると無収入ってめちゃめちゃ不安ですね。
なんだろう、この、ただそこにいるだけでお金がかかる恐怖。
日本やっぱりなんでも高いんだよなー(´Д`)
初めての失業手当給付日を指折り数えて待っている。

 
そんな無収入生活を乗り切る一番の節約法は、なんといっても自炊!
自分は料理が本当に苦手で、今までほとんどしてこなかったんですが、人間追いつめられるとなんでもやるものですね。
食に飢えまくったヨーロッパ旅と無収入生活によって、30代半ばにして遂に自炊が習慣化した。

おかげで食費が節約できるし三食ちゃんと食べれるし栄養バランスも保てるし、いいことしかない!
なんで今までやらなかったんだ自炊!

ただ、あまりにも素人すぎて、最初は失敗の連続でした。
まず、みんな大好きクックパッド先生について。

 
 
1.味覚への懐疑と救世主との出会い

 
レシピを知らないどころか、メニューも材料もパッと思い浮かばない自分は、毎回クックパッドに大変お世話になっていた。
どんな材料で検索かけてもヒットするし、工程が写真付きでわかりやすいし、本当に便利。

でも何故か、料理の失敗率が高かった。
5回つくると3回くらいは、あまり美味しくない。
見た目は美味しそうなのに、なぜか味がしっくりこないのである。

最初は自分が料理が下手すぎて、何か手順を間違っているのかと思った。
でも何度チャレンジしても納得がいく仕上がりにならない。
ちゃんとつくれぽの評判も確認して、明らかに自分にもできそうな簡単なレシピを厳選しても、思い描いた味にならなかった。
あまりにも成功できないので、もしかして自分の味覚が変なんじゃないかと思ったほどだ。

 
で、埒が明かないので、試しに別のレシピサイトを探して試してみた。
そしたらそれが大当たりでした!!
そのサイトに載ってるレシピを使うと、何をつくってもめっちゃ美味しい!
美味しくできると料理が一気に楽しくなるし、毎日の食事が待ち遠しくなった。
今ではもうそのサイト無しの自炊生活は考えられないほど重宝している。

その救世主サイトがこちら
つくおき − 1週間の簡単作り置きおかず・常備菜のレシピ

タイトルからわかる通り、作り置きレシピの紹介が主のサイトです。
だから日が経ってから食べても美味しい。
お弁当にも使いやすくて便利。
最近はここから好きなのを選んで、1週間分まとめてつくってます。
自分の容量が悪くて、毎回4~5時間かかるんですが(´Д`)

 
自分が特におすすめなのが、蒸し鶏きゅうり
「安いけどパサパサする」でお馴染みのあの鶏むね肉が、こんなに柔らかく仕上がるなんて!
鶏むね肉買ったら必ずこれつくってます。
あと白菜と豚バラ肉のうま煮も美味しい。
これはつくりたてもさることながら、翌日さらに美味しくなります。
まさにつくり置き向き。

 
このサイトの使いやすいなぁと感じる点は、まずデザインがシンプルで見やすいところ。
サイト内検索もしやすいし、写真もきれいでわかりやすい。
そして凝ったメニューや珍しい材料がほとんど出てこないから、素人にもとっつきやすい。
さらに、手順の説明で「ここは外しちゃいけない」というポイントを、ちゃんと理由付きで書いてくれているのがありがたい。

例えば、「肉に塩と砂糖を揉みこんで片栗粉をまぶす」という工程の目的が、味をつけるためなのか、食感をよくするためなのか、肉を柔らかくするためなのか、素人の自分にはわからない。
でも目的がわかれば、自分でもその効果を確かめながら自信をもって調理できる。

 
自分がクックパッドでなかなか成功できなかったのは、ここら辺の違いが原因だったのかなぁと思う。
クックパッドのレシピは読者投稿型なので、当たり前だけど投稿者によって味付けの好みや手順の説明方法が異なる。
ある程度の料理経験者であれば、レシピを参考にしながら適宜自分に合わせた手順・味付けにアレンジできるんだろうけど、素人の自分にはそれが難しかったんだと思う。
「つくおき」の味付けが自分の好みドンピシャだったっていうのもラッキーだったなぁ。

 
というわけで、料理始めたばかりでクックパッドだとなかなか上手くできないという方(滅多にいないだろうけど^^;)、読者投稿型じゃないレシピサイトを是非試してみてください!

 
 
 
2.卵焼きへの懐疑と信頼

 
クックパッド愛用時代、なかなか成功できなかった料理のうちの一つが「卵焼き」だった。
まずキングオブ不器用の自分には、薄い卵の膜を巻くのが難しい。
そして味付けのバリエーションが無限にありすぎて、自分好みの味を見つけるのが大変。

諦めずに来る日も来る日も巻き続けて、最近ようやく綺麗に巻けるようになった。
コツは箸だけでやろうとせずフライ返しも使うこと。
そして一番大事なのは、卵焼き用のフライパンを使うことだ。
(つまり結局モノに頼っていて不器用は治っていない)

そして味付け。
砂糖や醤油やだしやめんつゆや色々試しまくったけど、自分が一番好きなのはシンプルに「塩のみ」という結論に達した。

 
でも、ここまで到達した時点でふと思った。
果たして卵をわざわざ巻く意味はなんだろうかと。
塩味のついた卵を食べるなら、別に卵焼きじゃなくても、スクランブルエッグで十分じゃないのか。
食感という意味でも、プルプル感を楽しむならむしろ目玉焼きだし、同じ巻き系で比べるとしても、オムレツの方が華やかで良くないか。

そもそも卵焼きは何故こんなに市民権を得ているんだろうか。
なんなら「卵焼きこそ和食の基本」「卵焼きを美しく巻けずして料理上手とは言えず」といった圧力まで感じられるのは気のせいか。
「一番好きな料理は卵焼きです」って人には会ったことないし、卵焼き自体、別にこの世に存在してもしなくてもそんなに困る気しないのに。
何故なんだ!
卵焼き!

 
そんな感じで卵焼きへの懐疑心が極限まで膨らんだんですが、その後すぐ、卵焼きの真髄に気付いた。
それはずばりお弁当需要です。
卵焼きとは、お弁当の具としてこそ真価を発揮する料理だった。
もっとも収納に適した卵料理の形、それが卵焼きなのだ。

試しにスクランブルエッグをお弁当に入れてみたんですけど、卵の密度の割に面積取るし、何より見た目があんまりよろしくない。
その点卵焼きは収納パフォーマンスが高くて、見た目もこじんまり上品でかわいい。
そして冷めても比較的味が落ちない。気がする。

というわけで、今ではお弁当用に欠かさず卵焼きつくっています。
懐疑MAXからの信頼V字回復。
今となっては卵焼きを最初に生み出した人スゴイと思う。

 
 
 
3.お弁当箱ビジネス妄想

 
通学&自炊生活にあたってお弁当は欠かせないんですが、そもそも自分はお弁当箱を持っていなかったので、まずは購入するところから始めました。

色々と吟味した結果、買ったのがこちら

巾着付 松花堂 弁当箱 640ml ふくうさぎ 紺 KLS5-Blue
by カエレバ

 
このお弁当箱、こんな風に


 
ごはんを俵型にできる押し型がついてるんですよ!
ちょっと特別感が出てテンションが上がる。

 
で、このお弁当箱も気に入ってはいるんですが、そもそもお弁当箱って意外とバリエーションが少ないことに気付いた。

自分がお弁当箱に求める条件としては、まず機能面が
・耐熱(レンチンができる)
・液漏れしにくい
・軽くて丈夫

デザイン面は
・十分なサイズ
・好みの色、柄、形

その他
・箸やバッグもセットで買える

という感じで探したんですが、これを全部満たす商品が見つけられなかった。
機能を重視するとデザインが素っ気なくなってしまうし、女性向け製品だとサイズが須らく小さい。
そもそもどのメーカーもデザインのバリエーションが少ない気がした。
日本全国、老若男女に定着しているツールなのに意外だった。

なんかこう、ほぼ日手帳みたいに、基本機能は統一して、サイズとデザインだけたくさん展開したお弁当箱シリーズがあるといいと思うんだけど。
お弁当まわり一式、たとえば「おかず箱」「ごはん箱」「サンドイッチ箱」「巾着袋」「箸入れ」「水筒」…って感じで各パーツごとに販売する。
購入者は自分の好きなデザイン・サイズでパーツ買いして、最終的に自分好みの「お弁当セット」をつくれる。
お父さん用も子ども用も、お弁当箱も水筒も、お弁当関連を全部まとめて、一つのメーカーから選びながら買えるようにする。

お弁当箱はターゲット層も広いし、海外にも需要ありそうだし、アウトドア関連にも広げていけそうだし、ビジネスになるんじゃないかなぁ。
自分に資本金とやる気があればやるんだけどなぁ。(←)
誰かやってください!

 
 
こんな感じで、人生34年目にして訪れた自炊ブームを満喫してます。
もっと上達して、彼氏にもつくってあげれるようになりたいなぁ。
向こうの方が料理上手いですけど。。
そして味覚が違いすぎるけど。。主に辛さ(´Д`)






2017-03-17 | Posted in Blog, 帰国後_雑記No Comments » 
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