Blog, スペイン
美しすぎて壊せなかったモスク
南スペイン後半戦、第一都市目はコルドバ!
天気予報では今日の天気は曇りだったけど、実際の天気は…
やっぱり曇りー!!
ちくしょー!
むしろ今まで晴れ続きだったのがラッキーすぎたのかもしれないけど。。
天気が好転していくことを願って、まずは天候関係なしに楽しめる室内スポットへ行くことにした。
コルドバといえばなんといってもメスキータ!
イスラム教のモスクとキリスト教の聖堂が混在したまま残っている、世にも珍しい世界遺産。
まさにイベリア半島の歴史を投影した建築物と言える。
バックパッカー的には、8時半〜9時半の間なら無料で入場できるおトク観光スポットでもある!
ただ、まぁ、正直に言うと、あまり期待していなかった。
なんせ先にグラナダのアルハンブラ宮殿を見てしまったもんでね。
あれ以上の衝撃は無いだろうと舐めてかかかったら、
凄かった。。
ビックリしました。
まさかこんな凄い建物だったとは。
アルハンブラ宮殿とはまた違う、唯一無二の場所だった。
自分はなんとなく、イスラム教とカトリックが微妙に融合して共存している感じを想像していたんだけど、
もー見てて笑えるくらいぶつかり合ってる!
全然融合してない!
違和感ありまくりだった。
むしろこの違和感こそが、ここを唯一無二たらしめているんだろうなぁ。
きっと、壊せなかったんでしょうね。
元のモスクがあまりに美しすぎて。
リスペクトせずにはいられなかったんだろう。
グラナダやトレドでも多宗教の混在の形跡を見てきたけど、当時は実際のところ、どんな雰囲気だったんだろう。
支配者が変わったからといって、市民の生活までスパッと変わるわけにはいかなかっただろうし。
どの程度共存していたのか。
混乱していたのか、意外と普通だったのか。
あータイムスクープハンターがスクープしてくれたらなー。
続いてすぐ近くのアルカサルへ。
ここも9時20分までなら入場無料!
ここは美しい庭園が見どころなんですが、
いかんせん天気が残念。。
いや、曇ってても綺麗なんですけどね(´Д` )
でも祈りが通じたのか、次のスポットのユダヤ人街をぶらぶらしていると、少しずつ晴れ間が射し始めた。
メスキータの回廊と庭に戻ってきた。
うん、やっぱり晴れてる方が断然いい!
そのまま川の方へ向かうと、
ローマ帝国によって架けられ、その後各時代で何度も補強され続けてきた。
太い脚と16のアーチが特徴的。
ああ、ローマ橋を渡れる日が来るなんて。。
やっぱりイタリアにも行きたかったなぁ。
ローマ帝国の盛者必衰を巡る旅もしてみたい。
どんどん欲が出てきてしまう。
対岸の橋の付け根にある「カテオラの塔」は、歴史博物館として公開されている。
この博物館の展示が、ウマイヤ朝時代のコルドバの様子が生き生きと伝わってくる素晴らしい内容だった。
特にたくさんのジオラマ模型に興奮した。
屋上からは、ローマ橋とその奥の旧市街を見通すことができた。
この博物館、音声ガイドのBGMで流れるアラビアン音楽もすごく良かった。
音楽を聴きながらコルドバの街を眺めていると、イスラム都市だった当時の情景が浮かんでくるようだった。
かっこいい街だなーコルドバ!
派手さは無いけど、渋さがなんだかグッとくる。
天気がもう少し良かったらなー(←しつこい)
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