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世界一周中の楽譜づくりをどうするか問題

以前楽器持ち運び問題でも触れたけど、目下の悩みは「世界一周中の楽譜づくりをどうするか」。

 
この問題が持ち上がる原因の一つは、自分がPCを持っていかないこと。
PC（と楽譜作成ソフト）があれば一発で解決できる。

でもPCは絶対持っていかん。もはや意地。

 
もう一つは、自分が楽譜無しで弾けるスキルを持っていないこと。
もう少し正確に言うと、一度楽譜に起こさないと曲をイメージ通りに再現できないということだ。

 
私の場合、ハープで曲を弾くまでの行程は以下のようになる。

1．カバーしたい曲を選ぶ
↓
2．原曲音源や既存ピアノ譜等を参考に、ハープで出す音を決める（楽譜に起こす）
↓
3．PCで演奏再生し、音階が合っているかを確認する
↓
4．楽譜に起こした音を練習して覚える
↓
5．歌を乗せながら練習する（歌詞はここで覚える）

 
この行程でどうしてもPCが必要なのは、実は3のみ。
2と4は手書き楽譜でも問題ない。

つまり自分の場合、3の「演奏再生」こそが肝になっている。
自分は絶対音感を持っていないので、頭の中で思い描く音の正しい音階がわからない。
（ものすごく中途半端な相対音感で、なんとなくアタリをつけることだけできる）
当然、逆も然りで、譜面上の音を脳内再生することもできない。
（ハ長調で同時に2音までとかだったらギリ再生できる）
だから「自分がアタリをつけた音が本当に合っているのか」の確認がどうしても必要。

PCが無ければ、実際に楽器で音を出して確認するしかないんだけど、
音をメモする→ハープで弾いてみる→修正する
の3ステップのエンドレスリピートで、非常に効率が悪い。
PCソフトだとこの3ステップの同時進行が可能なので、非常に効率が良い。
楽器を出す必要も無いので場所も選ばない。
カフェでお茶しながらでも、ベッドに寝転びながらでも可能。

 
まぁそもそも、世の作曲家や編曲家がみんな絶対音感と脳内再生能力を持ってたわけじゃないだろうし、単にPCの誕生で便利になっただけだとも思うけど。。
（実際、自分も高校時代まではPC無しで楽譜書いてた）
一度便利を味わってしまうと、どうにも戻り難い。
世界一周中という特殊状況下であれば尚の事。

 
そういうわけで、どうしても諦めきれず、iPadでの楽譜づくりを自分なりに確立してみた。

使うアプリはこちら。

タッチノーテーション

以前こちらの記事で紹介した「StaffPad」と同様、手書き楽譜の清書＆演奏再生機能を持つアプリ。

使用イメージがこちら。

どうしても「StaffPad」には劣る印象だけど、記号の書き順を覚えてしまえば、使い勝手は思ったほど悪くない。
楽譜づくり自体が「クリックする」より「書く」（タッチペンで）動作の方がしっくりくるので、その点ではPCよりスムーズにも感じる。

ただ、想定してはいたけど、やっぱり音や記号をなかなか一発で意図通りに認識してくれない。。
もうちょっと慣れれば変わってくるのかもしれないけど。

そこで、しばらくはこちらのアプリも並行して使用するつもり。

Real Piano

先にこの擬似ピアノアプリで音を確認してからタッチノーテーションに入力する。
このアプリはiOS標準のMUSICで音楽再生しながら音を重ねて弾けるところが便利。
これで楽譜に起こしてからの修正も減らせる（はず）。
そしてカフェでお茶しながらでも楽譜づくりができる！（大事）

 
今のところ、世界一周中はこれで凌ぐつもりでいる。
できるだけ出国前にPCでつくりためるつもりだけど、現地で知った曲とかも弾きたくなるかもしれないし、可能性は広げておきたいからなー。

てか、こんなにデジタルに頼らずとも、調性やコード理論をちゃんと修めれば、もっと上手いことやれるんだろうな。。
自分の場合、演奏技術のハープの弦数と転調の制約もあるから、楽譜づくりの難易度も必然的に低いはずだし。

やっぱり何事も勉強だなー。

 
 
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