Blog, スペイン

カルチャーショックと自意識の狭間で

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2016/11/18〜20
バレンシア

 
11/18、2泊滞在したアルバラシンを後にし、次の目的地のバレンシアへ向かった。
来たときと同じバスでテルエルまで戻り、samar社のバスに乗り換える。
テルエルからバレンシアまではネット購入で10.63ユーロだった。
所要約2時間。

到着したバスターミナルから宿までは4km以上あったので、市バスで移動を試みた。
相変わらず路線はよくわからないけど、方角的になんとなく合っていそうなバスに乗ったら宿最寄りまで辿り着くことに成功した。
以降、現在に至るまでどの都市でも「なんとなく合ってそうなバスに乗る」作戦でなんとなく成功できている。
単にラッキーが続いているだけかもしれないけど。

 
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アーバンユースホステル
混合ドミトリー 1泊19ユーロ

ベッドに仕切りカーテン有・広いキッチン有・ビーチ徒歩5分で、自分的に最高に過ごしやすい宿だった。

 
海沿いの街バレンシアは、マドリード、バルセロナに次ぐスペイン第3の都市。
ここでは特に観光せず、20日までの3日間ただただ海を眺めてぼーっと過ごした。
スペイン旅後半戦に向けての休憩地点のような感じだ。

 
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バレンシアといえばオレンジ!
むしろオレンジ以外のイメージが何もなかった(←)
子どもの頃からどんだけバヤリースのお世話になってきたことか。
街路樹がオレンジなのを見て「おお、さすがバレンシア…!」と感動した。
でも後にコルドバやセビリアでもオレンジの街路樹をたくさん発見して、バレンシアに限ったことではないと知る。

 
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バレンシアのビーチ、想像以上にパラダイス感のあるリア充ビーチで驚いた。
「世界さまぁ〜リゾートじゃん!」ってなった。
もっとこう、こぢんまりとした可愛いビーチなのかと勝手に思ってた。

 
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しかもきめ細かい砂。
サンダルで行かないとダメなヤツ。
がっつりスニーカーで行ってがっつり砂にやられた。

とっても雰囲気のいいビーチだけど、

 
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人がいなすぎる。
まぁ、冬だもんなぁ。。
気候のいいこの地域でも、今の時期は朝晩寒いし、雨も多い。
混んでるビーチも辛いけど、人がいなすぎるビーチも寂しいなと思った。
でも女一人でも居やすい雰囲気だったのはありがたかった。

 
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ものすごい勢いで砂を掘って遊ぶ犬。
癒される。

 
バレンシアで泊まっていた宿はキッチンが使いやすく、スーパーも近かったので、3日間ずっと自炊していた。
スーパーで安く売ってる肉や野菜やフルーツが美味しい!
特にお気に入りだったのが、

 
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洋梨とサラダ。
スペインの洋梨ほんと美味しくて、ひどい時だと1日3個とか食べてた。
サラダは、葉っぱ系にトマト、生ハム、炒めたマッシュルームを混ぜて、オリーブオイルと酢と塩胡椒で食べていた。
このサラダがもう我ながら絶品で!!
「遂に売れるレベルまで来たな」と思った(←)
いや、単に、トマトも生ハムもマッシュルームも、スーパーで売ってる素材が本当に美味しいんです。
オリーブオイルも超うまい。
試しにドイツで買って持ち歩いていたすし酢と混ぜたら、美味しすぎて悶絶した。
オリーブオイルとすし酢の相性がこんなにいいものだったとは。

 
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スーパーで売ってるアイスもめちゃめちゃ美味しそうだった。
宿に冷凍庫あったら絶対買ってた。

 
スペインに入って1週間が経ち、改めてスペインの観光のしやすさにしみじみと感動していた。
もうご飯が本当に美味しい。自分が今まで訪れたヨーロッパ各国の中でダントツで美味しい。
(ちなみに二大美食国のフランス、イタリアはまだ行っていない←)

そして安宿のクオリティが高い。
設備が充実しているし清潔だしオシャレ。スタッフさんも素晴らしい。

そしてそして何より、人とのコミュニケーションが円滑。
これがとても意外だった。
英語があまり通じないと聞いていたし、実際通じないんだけど、何故かそれでもとても話しやすいのだ。
出会う人みんな親切な上、その親切がなんだかフラットで、観光客を良い意味で特別扱いしないでくれる。
アジア人なこともスペイン語を話せないことも「へー、だから何?」って感じで、対等に接してくれる。
こう書くと冷たい感じがしちゃうけど、決して冷たいことはなく、すごくナチュラルに優しい。
このコミュニケーションが、旅行していてとても居心地が良く感じた。
気質が大らかで、人を受け入れる間口が広い人が多いのかもしれない。
見習いたいなぁ(´Д` )

 
一方で、細々とカルチャーショックも受けていた。
まず路チュー(駐車じゃない方)の多さと激しさ。
欧米ではカップルが人前でイチャイチャするのなんて普通なんだろうし、自分ももう見慣れたつもりだったけど、スペインはレベルが違う気がする。
なんならもう、今にも事に及び始めるんじゃないかってくらい情熱的にイチャついている。
リアルタイム現在はもうスペインに入って2週間以上経っているけど、未だに慣れなくて、見かける度に驚いてしまう。

もう一つのカルチャーショックは、市バスに乗っていたときに起こった。
乳幼児を抱っこしていたお母さんが、満員に近いバスの中で、突然授乳し始めたのだ。
しかも一切隠そうとせず、丸見えの状態で。
しかもしかもその状態のまま、特に知り合いでもない、たまたま乗り合わせたおじさんと何やら談笑し始めた。
これにはものすごく驚いた。
一切隠そうとしない女性にも、それを全く気にしない他の乗客にも。
日本では考えられないと思った。スペインでは普通なんだろうか。

あまりに驚いたので彼氏に話したら、「ああ、まぁ普通かもね」って返されてさらに驚いた。
まさか韓国でもそうなのかと尋ねたら、そうじゃないけど、オーストラリアにいたときはそうだったから、スペインもそうなのかなと思ったと。
オーストラリアでは女性は、例えば公共のビーチでトップレスになったり、男性に下着を見られてもあまり気にしないらしい。
確かに、ドミトリーでも欧米の女性たちは平気で裸や下着姿になる人が多くて、日本人の自分からするとかなり奔放に感じる。

彼氏曰く、女性が気にしないから、男性の方も気にしないのだそうだ。
最近の韓国は、逆になんでも性的に捉えすぎて遮断しすぎで、だから変質的な性犯罪が増えてる気がするとまで言っていた。
な、なるほど、、、
てかそれで言うと日本もそうな気が(´Д` )
まぁかといって、欧米を倣って奔放になればいいってもんでもないんだろうけど。

ただ、こうしてスペインにいると、何でも恥ずかしく感じる自分が一人、自意識過剰すぎるような気もしてしまうのだった。

 
 
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2016-11-29 | Posted in Blog, スペインNo Comments » 
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