Blog, 出発前_雑記

むしろ広義的にフェア

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両親への感謝って、どうやって伝えるのがいいんでしょうね。

 
いや、もちろん、直接言うとか、手紙を書くとか、いくらでも方法あるんだけどね。

 
私が思う最強の伝え方が「結婚式での感謝の手紙」です。
披露宴の最後に新婦が両親に向けて読むアレです。

結婚式ほどの文句無しのハレの場って意外と少ない。
幸福の象徴としてこれ以上相応しいイベントはない。
一生に一度(例外を除く)というレアさ、証人の多さも申し分なし。

言葉や文面でどんなに「幸せだ」と訴えても、結婚式という場が持つ説得力にはかなわない。
幸福の証明として圧倒的。
たとえその先に不幸が待っていたとしても、その瞬間だけはその幸せは「絶対」だ。

だから私は、もしこの先結婚するなら、ぜひ披露宴をやって、両親に手紙を読みたい。
二人の子どもに生まれてきてよかったとか、
もし次があるならまた二人の子どもに生まれてきたいとか、
そういった気持ちはできれば言葉だけじゃなくて、圧倒的証拠を携えて伝えたいからだ。

 
ところで、こういうことを考え出したのは30歳を過ぎてからでした。
20代までは、両親への感謝も、「幸福」という概念も、自分にとって当たり前すぎて特に意識してなかった。
結婚願望も無かったし、披露宴とかはむしろしたくないと思っていた。

かといって、今も明確に結婚願望があるわけではない。
「結婚したい」
というよりも、
「得られるかもしれない経験の可能性は残しておきたい」
というニュアンスがしっくりくる。
結婚に限らず、出産も、転職も、世界一周も当てはまるな。

 
ただ、なかでも出産(および前提条件としての結婚)の事情は深刻なんです。
あえて誤解を恐れずに言うなら、

男性に出産機能が備わらない限り、女性が加齢によって受ける制約は、男性のそれより遥かに大きい

と、言い切ってしまっていいと私は思う。
だから、転職だったり結婚だったり、ライフサイクルに関わる物事を語る上では、女性の30代と男性の30代を同列に扱うのはナンセンスだと思っている。
この点については、おおっぴらに男女差別してしまった方がむしろ広義的にフェアだと思う。

でも、このニュアンスを理解してくれる男性が激レアなんだよなー(←あくまでシモーネの統計上です)
大体「まだ若いじゃん」とか「心配しなくても大丈夫だよ」とか、見当違いのことを言われる(←失礼)

私の心が狭いだけで、相手は何も悪くないんですけどね^^;
つい同年代未婚女性仲間とばかり語らってしまう。
(もちろん、同年代の未婚女性がみんな同じ考えかというと、そんなことありませんm(_ _)m)

 
あれ、なんか話が逸れた…

感謝の気持ちは普段から伝えるにしても、やっぱりここぞというときは、自分が心から「幸せだ」と思えた場面で伝えたいなぁ。
そうしないと言葉が上っ面になってしまう気がして。
こんなことなら20代のうちに言っとけばよかったんだよなー。
(20代のときは心底「幸せだ」と思ってました。めでたい)

一応、結婚式以外の方法も考えてみたんですけどね。
これが意外と思いつかないんだよね…!

あ、でも、世界一周中の旅先からの絵葉書とかは、結構いい線かもしれない。

 
 
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2016-02-04 | Posted in Blog, 出発前_雑記No Comments » 
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