Blog, タイ
暢気にも程がある
2016/8/11
チェンマイ→バンコク→蘭州
今日は、11日間滞在したタイを離れて、6カ国目の中国に移動する。
向かうのは甘粛省の蘭州。
ここに決めたのには事情がある。
元々はバンコクからウルムチに一気に飛んで、そこから陸路で中央アジアに入るつもりだった。
でもフィリピンでのんびりしてたら、いつの間にか直行便のチケットを取り逃がしていた（←）
直行便にこだわるのは、可能な限り飛行機に乗る数（＝ハープを飛行機に乗せる数）を減らしたいから。
それで代わりに見つけたのが、蘭州行きの直行便。
しかも蘭州ーウルムチ間は去年完成したばかりの高速鉄道で移動可能らしい。
よし、ならば途中のトルファンにも寄って、シルクロードを満喫しようと考えた。
でもその前に、まずはバンコクに戻らないといけない。
タイ舞踊ツアーを予約したときに、同時にチェンマイーバンコクの列車チケットも取ってもらっておいた。
手数料込みで確か900バーツ強、約11時間でバンコクに着く。
列車内ではコーヒーとおやつとお弁当がもらえた。ありがたい。
8時に出発して、約1時間半遅れの20時半にファランポーン駅に到着した。
ずっとスイスイ走ってたんだけど、何故かバンコク市内に入ってからものすごく徐行運転だった。
地下鉄でペッチャブリ駅まで行き、エアポートラインに乗り換えてスワンナプーム国際空港へ向かう。
地下鉄からエアポートラインの乗り換えはずっとスロープがあったおかげでスムーズだった。
ただ、
ホームに着いてからが長かった。
乗客が多すぎて、電車が来てもなかなか乗れない。
3本見過ごして4本目でやっと乗れた。
ここで1時間くらい時間をくってしまった。
でもこのときはまだフライトまで余裕があったので、「早く空港のラウンジでゆっくりしたいなー」とか思いながら暢気に構えていた。
フライトのちょうど3時間前に空港に到着。
早くラウンジに行きたくて、早速チェックインしようとしたら、まだカウンターが開いていなかった。
調べたら中国東方航空の国際線チェクインは2時間前スタートだった。
なんで3時間前だと思い込んでたんだろう自分^ ^;
しょうがないので、ベンチに座ってネットしながら時間を潰した。
チェックイン開始の5分前になってカウンターに向かったら、中国の団体観光客で溢れかえっていた。
これは時間がかかりそうだなーと思いつつ、しょうがないので最後尾に並ぶ。
まだラウンジに行く余裕はありそうだなというタイミングで、自分の番が来た。
まず、毎度お馴染みハープの持ち込み交渉。
「これは客室に持ち込んでもいいですか？」
「いいですよ」
またあっさり持ち込めたー！
なんなら「え、そんなのいいに決まってるじゃん、なんでわざわざ聞くの」くらいのテンションだったー
でもその後が問題だった。
「えーと、中国の次は日本に帰るのかな？ リターンチケットはある？」
「あ、列車でカザフスタンに入るつもりなんで、出国チケットは持ってないです」
スタッフさんたちが何やら騒めいた。
「ちなみに、中国に行くのは今回が初めて？」
「はい、初めてです」
どうやら初めてというのも何かに引っかかるらしく、「ちょっと偉い人に電話して聞いてみるね」と言われて待たされる。
このときもまだ「早くラウンジ行きたいなー」としか思ってなかった。
我ながら暢気にも程がある。
で、偉い人との電話の結果、
「ごめんね、やっぱりダメみたい。初めてじゃなかったら大丈夫らしいんだけどねー。もしここを通しても、中国側のイミグレで確実に止められちゃうと思う」
と言われて、やっと事態を認識した。
マジか！ じゃあ出国チケット今すぐ買わなきゃ！
てかそうですよねそんなの旅行者どころか世間一般でも常識ですよね…！
ベトナムではあんなに構えてたのになんで忘れてたんだろう。
旅行していると、自分で自分を謎に思う瞬間がよく訪れる気がする。
このとき何故か自分のiPadが空港のフリーwifiに繋がらなくなっていたので、カウンターのすぐ裏にあったネットカフェに行って慌ててチケットを取った。
ウルムチ→アルマトイ行き¥28,280 by Expedia。
ほとぼりが冷めたらキャンセルしよう。
（でもこれは後に悪手だったことに気づく）
結局チェックインが終わって搭乗エリアに着いたのは、出発の30分前だった。
搭乗ゲートが閉まるのが15分前だから、もうラウンジには行けないなー、、、
と思ったけど結局来た！
だってせっかくプライオリティパス持ってるんですもん…！
軽食と飲み物を慌てて5分で流し込んだ。
明らかにラウンジの楽しみ方を間違えている。
20分前くらいに搭乗ゲートに行くと、
「おいおい遅いよ！キミ最後だよ！探してたんだよ！急いで！」
と怒られた。
すみませんもう2度としません(´Д` )
こうして無事に蘭州行き中国東方航空に搭乗。
明日から6カ国目、中国の旅が始まる。
でもその前に今日1日ですっかり疲れてしまった。
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