「台湾のお臍」へ行こう

Blog, 台湾

2016/4/1
埔里

6時起床。
今日は台北から南下して埔里に移動する。
2泊お世話になった「パピヨンステイ」とお別れ。

初めての日本人宿、とても良かった。
台湾では何故か日本人に全然出会わなくて、やはりわからない言葉に囲まれ続けると気疲れするようで、宿での日本語の会話に癒された。

ドミトリーの同室の女の子は留学で台湾に来ている子だった。
在学中に将来のことをいろいろ考えて留学したりワーホリしたりするのって、ほんと立派だよなぁと思う。
大学時代って自分は何考えてたんだっけ…遠い目になる。
同じ千葉県民でディズニーファンってこともあって話が合いまくって楽しかった。

男性の宿泊客も1人いた。
ちゃんと聞かなかったけど、多分トレーダーさんだと思われる。
仕事を引退してから、奥さんに家を追い出される度に台湾やアジア諸国に来ているのだそうだ。
「こっちで過ごす方が安く済むんだよ。それに言葉が通じる嫌いなヤツらと会うより、こっちで言葉が通じない人たちと会ってる方が面白いからね」
と飄々と仰っていた。
雰囲気が面白くてかっこいい方だったなぁ。

MRTで士林から台北駅に移動し、埔里までの高速バスチケットを買う。
台北駅、めちゃめちゃ広い駅だった。
20分くらい迷った。
こんなに方向音痴だったとはなー自分にがっかりだ。
maps.meがなかったらたどり着けなかった気がする。

8時の便狙いで7時半に行ったんだけど、11時の切符を渡された。
既に11時まで空きがないということか。

しょうがないのでカフェで朝ご飯しながらブログを書いた。
パンとコーヒーのセット90元（￥312くらい）。
ほんと安いな。そしてこれだけで2時間以上いてしまったごめんなさい。。

このカフェは専用のwifiがあったんだけど、未登録で使えるのは20分だけというタイプのwifiだった。
でも何故か20分超えても使えた。
いやもちろん、こちらとしてはありがたい限りだが。

10時半くらいにバス停に戻ると、既にバスが来ていて客が乗り込み始めていたので、慌てて自分も乗ったら、

10時半過ぎに出発してしまった。
どうやらチケットより前の便に乗せてもらえてしまったようだ。

前の席の老夫婦が話しかけてきたんだけど、例によって全然わからない。
でも全神経を集中させるとなんとなく「席を押してほしい」と言っている気がして、押してあげたら合ってた。
言語の壁を超えたテレパシー的能力が身についてきてるんじゃないだろうか。

埔里までは約3時間半。
酔い止め飲んだおかげか全く酔わなかったので、iPadで映画を観ていた。
「A walk to remember」（2001年/アメリカ）。
もう100回くらい観てる大好きな映画なんだけど、今回もやっぱり号泣した。
映画が名作すぎるのか、私の涙が安すぎるのか。
謎の大人が突然嗚咽し始めたので隣の子ども2人がドン引きしてた。

14時頃、埔里に到着。
台北よりだいぶ蒸し暑い。
街の雰囲気は台北より田舎然としていて、より懐かしい感じがした。

バス停から徒歩10分ほどの日本人宿「ゲストハウス・プリ」に向かう。

…が、着かない。
また迷った。
なんでかなー地図見て歩いてるんだけどなー。

右往左往してたら「コニチハー」って話しかけられた。
日本語を話す台湾人。はじめて出会った。
日本人宿を探していると言うと、宿まで連れていってくれた。ありがとう！！
（ちなみに迷ってたのは宿とは全然違う場所だったw）

男性は日本語を勉強中だと言っていた。
日本は先進的だから好きなのだそうだ。
台湾では日本のテレビチャンネルが3つ観れるらしく、それらで日本人の顔をよく見ているので、私の顔を見て日本人だとわかったと。すごいな。
東京から来た（本当は千葉だけど）と言うと、「東京羨ましいです。行きたいです」と言われた。
私が言うのもおこがましいけど、そんなにまで日本を好きになってくれてありがとうと思った。

ゲストハウスにチェックインしてまたすぐ外出。
お昼を食べ損ねてお腹が空いていた。

すぐ近くにケンタッキーがあったので昼食。
その名も「覇王巻」。セットで135元（￥465くらい）。

そのまま「台湾の臍」と言われる地理中心碑へ向かう。
台湾のど真ん中はここ埔里にあり、記念碑が建てられているのだ。
高台にあるので、埔里の街が一望できる場所でもある。

こういう階段を延々と登る。
15分くらい登り続けたかなーかなりしんどかった。
体力なくなったなー筋トレしないとな。。

ストーンヘンジとインディアン柱を足して割ったようなこれが「台湾のお臍」。
台湾のど真ん中に立っている記念碑だ。

台湾は今日も曇ってたけど、埔里の街が一望できる程度には晴れていた。
夕陽もやや霞みながらも見ることができた。

埔里の街の雰囲気好きだなー
さっきも書いたけど、日本の昔の田舎みたいだ。

夕食はゲストハウスのオーナーがすすめてくれたお店の鶏照り焼き丼。
ドリンク、スープ、野菜とセットで160元（￥557くらい）。
野菜をしっかり食べるのが久しぶりな気がしてしまう。まだ日本出て3日目なんだけど。
ドリンクは烏龍茶と甘いお茶、スープは味噌汁としじみ汁があっていずれも取り放題。
ご飯は独特な香り付きのもので、やよい軒システム（セルフおかわり自由）だった。