Blog, ドイツ
都市伝説界の魔王ハーメルンへ
指に名誉の負傷を負いつつ、大満足だったブレーメンを後にして、メルヘン街道2つ目の街へ移動する。
ところで「ハーメルンの笛吹き男」という童話をご存知ですか。
数あるグリム童話の中でも強烈なインパクトを持つこのストーリーは、なんと実際にハーメルンの地に残る伝説に基づいているという。
童話のあらすじはざっくり以下の通り。
中世の時代、ハーメルンの人々は悪さをするネズミに頭を悩ませていた。
街の大人たちはネズミを退治した者には褒賞を出すと約束した。
そこへマダラ色の服を着た笛吹き男が現れ、自分がネズミを退治すると申し出た。
男が笛を吹きながら街を練り歩くと、街じゅうのネズミが出てきて男の後を付いていった。
やがてネズミたちは自ら川に身を投げ、1匹残らず溺れ死んだ。
しかし街の人たちは男に褒賞を与えるのが惜しくなり、約束を反故にした。
男は怒り、後日改めて街を訪れて笛を吹いた。
すると今度は街じゅうの子どもたちが男の後を付いていった。
男と子どもたちは山の洞窟に入り、二度と戻ってこなかった。
子どもの頃はそうでもなかったけど、今改めて読むと超怖いなこの話!
で、この話の中の「大勢の子どもが一斉にいなくなった」という部分が、なんと史実だと言われているのだ。
都市伝説の鉄板「神隠し」! しかも集団!
怖すぎる! でもだからこそ惹きつけられる!
これがこの童話が「都市伝説界の魔王」と称される所以だ。
※嘘です自分が勝手にそう呼んでるだけです
というわけで、次なる街はハーメルン。
例によってバスで向かう。
ただ、ブレーメンからハーメルンの直通バスはないので、まずは中間地点のハノーファーまでバスで行き、そこからBバーンに乗り換える。
ちなみにブレーメン→ハノーファーはberlinienbusでたった5ユーロだった。
安すぎる(´Д` )
ところでハーメルンでは初めてユースホステルを予約してみた。
出国前に用意しておいたユースホステル会員証が、遂に役立つ時が来た!
駅からちょっと歩くけど、旧市街に近いし、何より宿泊費が安い。
Hameln Jugendherberge
女性ドミトリー 朝食込み
※ネット予約できなかったため電話で予約
値段を忘れてしまった…!(どーん)
確か一泊32ユーロくらい。
初めて泊まったユースホステルはなかなか快適だった。
設備は綺麗だし、朝食(ブッフェスタイル)も十分。
さらに自分がいた2日間は利用者が少なくて、2人部屋をずっと1人で使わせてもらった。
ブレーメンに引き続きラッキー!
ただ、このユースは何故かwifiが使えなかった。
カードを買えば使えるっぽいwifiが飛んでおり、その説明書も館内に置いてあるのに、肝心のカードが受付で売っていない(´Д` )
なのでこの2日間は近くのバス停で野良wifiを捕まえて、寒さに凍えながら外でブログを更新していた。
このときはつい、「こんなにまでしてブログ更新して何になるんだ」と、ふと虚しくなってしまった。
何を今さら(´Д` )
でもこれ世界一周ブロガーあるあるじゃないかなー
もう夕方近かったけど、待ちきれなくて、部屋に荷物を置いて旧市街に出てみることにした。
さあ、都市伝説界の魔王の実力や如何に!
そうだ、ドラクエだ。
ドラクエの世界に出てくる村そのものだ。
全体として世界観が完璧!
アートディレクションの勝利ですなぁ。
すごい。
歩いているだけで楽しすぎるハーメルン!
明日はもっと探索して大規模神隠しの謎に迫る。
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コメント4件
モグネルボブ | 2016.10.15 19:23
広げ方と引き出しの多さにいつも感嘆しております
シモーネ | 2016.10.17 9:42
>しゅん君
いやぁ実は、重さのあまり時々捨てたくなりますw
ほんとせめて動画撮りたい(´Д` )
「ハーメルンのバイオリン弾き」の印象のが先ってところにジェネレーションギャップを感じる!w
シモーネ | 2016.10.17 9:44
>ボブさん
なんて褒め上手な(´Д` )
調子に乗っちゃうじゃなかですかー!
てかボブさんのブログにコメントすると何故かエラーになっちゃうなんでー!
しゅん | 2016.10.15 13:47
前回はハープが登場して嬉しかったです!
なかなか登場しないので、重くて手放したんじゃないかと肝を冷やしましたよ笑
動画も楽しみにしてますよ(o^^o)
ハーメルン!!昔観てたアニメ「ハーメルンのバイオリン弾き」の印象が強すぎて、笛吹きにカルチャーショックwww