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ヴァッハウ渓谷でドナウ川万歳

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2016/9/18
ヴァッハウ渓谷

 
オーストリア3日目の今日はドナウ川クルーズに行く。
ブダペストでは夜景鑑賞のクルーズに乗ったけど、今回はオーストリアが誇る世界遺産「ヴァッハウ渓谷」を船で巡る、ドナウ川長距離クルーズだ。

 
ウィーンからヴァッハウ渓谷に行く場合は、

・ウィーンからメルク駅(クルーズの出発地点)までの電車チケット
・メルク修道院の入場チケット
・メルクからクレムスまでのドナウ川クルーズチケット
・クレムス駅からウィーンまでの電車チケット

がセットになったお得な「ヴァッハウコンビチケット」があるので、これを利用することにした。
前日のうちにウィーン西駅の国鉄窓口で購入しておいた。54ユーロ。
ウィーンの国鉄窓口は親切で、いつもチケットと一緒に乗り換え表も出力して渡してくれる。
道も電車も間違えまくる自分にはとーってもありがたい。

 
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今回はウィーン西駅からメルク駅まで直通だった。
人生初のコンパートメントタイプの座席に興奮!
我ながら興奮の沸点が低い。

 
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オーストリアの電車って全部こんなに窓が大きいんだろうか。
素晴らしいと思います。
だがいかんせん天気が悪い。
週間天気予報では晴れだったんだけどなぁ。

 
1時間ほどでメルク駅に到着。
ここにはベネディクト会の最も代表的な修道場の一つである「メルク修道院」がある。
11世紀の設立以降、ベネディクト会の堕落と復興、神聖ローマ皇帝による修道院解散の波など、幾多の困難を乗り越えて現代まで維持されてきた、奇跡の修道院。
膨大な写本が収集されているという図書室も有名だ。

 
「修道院」「写本」「図書室」と言えば…

 
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映画「薔薇の名前」

この映画面白いんですよー!
ヨーロッパ中世の修道会を取り巻く世界に焦点をあてた珍しい作品。
何よりこれを観ると、「写本」というものが当時どういう存在だったのかがすんなり理解できる。
ただ、体裁は本格推理モノなので、人がバンバン死んでいって結構おどろおどろしい雰囲気。
ミステリーモノが好きな人にも面白いと思うなぁ。
ショーン・コネリーも名演だしね!

てか今wikiでメルク修道院のページ見てたら、「薔薇の名前」の主人公の1人の名前はまさにこのメルク修道院から取ったって書いてあった。
イメージ通りだ!

 
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メルク修道院には駅から15分くらい坂を登っていくと着く。
カウンターでコンビチケットのバウチャーを入場券と交換してもらって中へ。

 
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中は残念ながら撮影禁止だったので、外観だけ。
豪華絢爛な礼拝堂も凄かったけど、宝物コレクションも凄まじかったなぁ。
原理主義と堕落の波を繰り返しながらも、やっぱり修道会は絶大なる権力だったんだなと感じた。

 
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そして何よりこの図書室
(wikipediaから拝借)
写真撮れない分、しっかり目に焼き付けてきた。

活版印刷が発明される以前の中世において、修道士たちの手で一文字一文字手写しされる「写本」はこの上なく貴重だった。
羊皮紙で作られた各ページには色鮮やかな挿絵と装飾が描かれ、革製の豪華なカバーで装丁された。
当時の書籍は、知の財産であると同時に、この世に2つとない芸術品でもあったのだ。
だからこそ修道士たちは命をかけて本を複写し、図書室を守り、ときには新たな書籍を求めて遠い地まで旅をした。

うううう、胸熱すぎる。。

 
ちなみに中世の写本含め8万冊以上の歴史図書を収蔵しているというバチカン図書館は、うち4,000冊をデジタル化して、2014年からなんとウェブ上で無料公開している。
凄いよね!!
ちなみにこのデジタルアーカイブ化に参画したのは日本のNTTデータ。
グッジョブ!!
いや〜当時の修道士たちがこのことを知ったら失神するんじゃないだろうかw

 
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図書室のすぐ外がバルコニーになっていて、ここは撮影可だった。
修道院自体が崖の上に建っていて、このバルコニーはまさに崖の端っこなのでとても見晴らしが良かった。
こういう所にも修道院の権力の大きさを感じた。

 
メルク修道院の見学を終えて、クルーズまで少しだけ時間があったので、メルクの街の中を歩いてみた。

 
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メルクもとっても可愛い街だった。
天気さえ良ければなぁ…!

 
街から発船場までは徒歩15分くらい。
川の向こう側とこちら側にそれぞれドックがあるんだけど、コンビチケットの場合は川のこちら側のドックから乗船する。

 
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こちらがそのクルーズ船!

 
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中ではお食事もできますし

 
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テラスで優雅にお茶もできますが

 
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自分は屋上階にスタンバイ!
ヴァッハウ渓谷を余すことなく観たいからね!

でも途中で雨風が強まり、

 
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自分以外誰も居なくなってしまったorz
どいつもこいつも根性が足りん(←単に淋しかった)

 
まぁ天気は残念だったけど、

 
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それでもヴァッハウの景観は素晴らしかったです。
川沿いの町々がとっても可愛い。

 
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ナチュラルに城がある。
綺麗だなーと思うと同時に、殺人が起きて金田一少年が解決しそうだなとかつい思ってしまう。

 
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ヴァッハウ渓谷はワインの一大産地でもある。
一面の葡萄畑の緑も美しかった。

 
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クルーズ終盤、山の上に廃墟のお城が見えてきた。
ヴァッハウ渓谷で一番のハイライトと言われるデュルンシュタイン城だ。
コンビチケットのクルーズはクレムスまでなんだけど、あえてここで降りてあの城の場所まで登る。

 
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こんな感じの坂を登っていく。
ちゃんと整備された道だけど思ったより長くてキツかった。
でもアラコル湖に比べれば…(遠い目)
何でもアラコル湖と比較して見限る癖がついてしまった。

 
そして登りきった景色がこちら!

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うわー!!
オーストリアすげー!!
ドナウ川万歳!!

 
うう、この写真じゃ伝わんないっすよねすみません。。
天気さえ良ければなぁ。。

でもこの悪天候でも、行った本人は大感激でした。
素晴らしい絶景だった。
登りきる途中も何度か絶景ポイントあるんですが、個人的には登りきるまで振り返るのを我慢することをオススメします。
本当に気持ち良かった!

 
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廃墟の城と景色のコントラストがまた最高

 
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個人的にはカンボジアのベンメリアよりも、こっちの方がラピュタっぽく感じたなぁ。

 
晴れないかなーと思ってしばらく待機していたけど、むしろ雨足がどんどん強まってきたので諦めて下山した。
デュルンシュタインの町を散策。

 
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ここもねーすんごく可愛い街なんですよねー
晴れてさえいればなぁ。。
(何回言うんだ)

 
以上、ヴァッハウ渓谷クルーズ終了!
デュルンシュタインからクレムスまでは、別途チケットを買って電車で向かう。

 
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…が、何故か無料で乗れてしまった。
係員さんに「チケット買いたいんですけど」って言ったら「あ、これ無料だからそのまま乗っていいよ」と。
そんなバカな(´Д` )
後々知ったところによると、この日はヴァッハウ渓谷一帯を走るマラソン大会を開催していて、どうもその参加者用のシャトル電車的なものに乗れてしまったらしい。
この日は1日中天気に恵まれなかったけど、この電車賃でなんとなくチャラになったような気分になった。

 
明日はウィーンを出て、鉄道オタクにはたまらないあの街へ移動する。

 
 
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2016-09-27 | Posted in Blog, オーストリアNo Comments » 
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