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私がチャレンジするノマドワークとは
11月24日、やっとフィリピンに到着しました!
なんか随分観光挟んじゃったけど、やっとスタート地点に辿り着いた。
さて、フリーで生きていく恐怖だのなんだのとだらだら語ってきましたが、そもそもお前のノマドワークっていったい何やねんと、自分でも書きながら突っ込みたくなってました。
私がチャレンジするノマドワークとは、
デザイン
です。
話は今年の初めまでさかのぼる。
帰国して1年経つにもかかわらず、貯金が一向に貯まらなかった私は、派遣の就業と並行してできる稼ぎ口はないものかと、実はひっそり副業を探していた。
土日バイトはしんどそうでなかなか腰が上がらなかった。
そこで思いついたのが内職だった。
家にいながらできる仕事だったら無理なくできる気がした。
といっても、内職に生かせそうなスキルは「文字打ちが速い」くらいしか浮かばなかった。
さっそくクラウドソーシングサイトに登録し、テープ起こしの案件にいくつか応募してみた。
が、全部落選した。
案件に対して応募者数が恐ろしく多く、実績ゼロでは当選はかなり難しいようだった。
次に思いついたのがライティングだった。
正社員だった頃にライティング業務も多少経験していたし、未経験でもクラウドソーシングで成功した体験談を読んだりするうちに、なんとかなる気がした。
が、応募要件を読んで書こうとしてみても、どうにも筆が上手く走らなかった。
もちろん初めからスラスラと書けるわけなんてないのだが、それ以前に、書くことを全く面白いと思えなかった。
自分が興味あることしか書きたくないと思ってしまった。
これではライター失格すぎる。
応募すらせずに終わった。
やっぱり内職も無理か…と諦めかけたとき、不意にデザインカテゴリのコンペ案件が目に入った。
その中でもチラシやパンフレット、ポスターなど紙媒体のコンペが気になった。
応募要件を読んでみてすぐ「あ、これ面白そう」と思った。
そこでやっと、文字打ち以外の自分のスキルを思い出した。
デザイン会社勤務時代、私はデザイナーではなくディレクターだったけど、デザインの仕方やルールなら知っている。
それにクライアントワークとしてのデザインの最前線を見てきた自覚はある。
これなら自分にもできるかもしれない。
やってみようと思ったものの、さっそく壁にぶち当たった。
デザインに必要なAdobeソフトを持っていなかったのだ。
手に入れるにはAdobe Creative Cloudを新規契約するしかなかったが、まだ稼げる確証もないのに、月額¥5,000強の出費はハードルが高かった。
しかしここで知人から偶然、「デジタルハリウッド経由なら学生価格で購入できる」というありがたすぎる情報を得た。
これで月額¥2,000強でAdobeソフトやフォントを最低限揃えることができた。
(※違反でもグレーでもなく正当なルートです)
これはもう、私の運命を司る大いなる何かが後押ししてくれているに違いないと思った。
こうしてさっそく、デザインを制作し、いくつかのコンペに応募してみた。
が、悉く落選した。
このときは正直、心が折れた。
コンペに一つ落ちる度に、精根込めてつくった自分のデザインが否定されたようでショックを受けた。
そうして落選を繰り返すうちに、私がデザインで仕事をするなんて無謀だったのだと思い始めた。
でも今回は、ここで諦めなかった。
むしろ意地になり、「こうなったら一つ受かるまで絶対止めん」と勝手に誓った。
それに正直、せめてAdobeの契約料くらい元は取りたいという貧乏根性もあった。
その後もしばらく落選が続いたが、それにも慣れ、いちいちショックも受けなくなった。
そうして粛々と応募し続けた結果、不意に一つのデザインが当選した。
ものすごく嬉しかった。
ちょっと泣いた。
そこから先の展開は早かった。
少しずつ当選回数が増えていき、リピートの依頼や、ご指名の依頼もいただけるようになってきた。
いつのまにか自分が目標としていた額の売上を達成しようとしていた頃、クラウドソーシングサイト「ランサーズ」から「認定ランサー」の称号をもらえた。
こうしてやっと、「これだ」と思えた。
稼ぎながら海外で暮らしたい。
私はクラウドソーシングで、デザインで頑張ってみよう、と。
といってもまだまだ全然稼げていないし、認定ランサーの称号もいつ外されてもおかしくないんですが。。
まずはフィリピンで収支が成り立つくらい稼ぐことを目標に。
そして次は貯金を増やすこと。
そしてその次は…またの機会に。