Blog, キルギス

えっアラコル湖に行けちゃう? 地獄の3日間への入口

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2016/8/22
カラコル

 
7時起床。

今日はアンティマク青年は実家に戻り、フランス人カップルのギョームとクレアはこのまま山間の温泉地「アルティン・アラシャン」に行き、自分は明日の予定を決めにカラコルの旅行会社に行く。

 
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叔母さんのお宅を出る前に少しだけハープを弾かせてもらった。
一番興味津々だったのはやはりアンティマク青年。

 
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叔母さんが「ハープを聴かせてくれたお礼に」と、手作りの髪飾りをくれた。
素敵すぎる。。そして恐れ多い。もらっちゃっていいのかな。
むしろこちらが少しでもお礼になればと思って弾いたのに、お礼の応酬になってしまった。

 
ギョームとクレアが市場で買い物をした後、それぞれマルシュとタクシーに乗ってお別れになった。
アンティマク、何から何まで本当にありがとう!
キルギスでこんな素敵な宿泊体験ができるなんて思ってなかった!
日本に来たら絶対連絡してね!
ギョームとクレア、2人が一緒で本当に良かった!
アルティン・アラシャンまでのトレッキング頑張って!
(実は後日自分もアルティン・アラシャンに向かうことになるのだがこのときはまだ知る由もない)

 
3人と別れて、アンティマクが捕まえてくれたタクシーに乗ってCBTというキルギス政府公認の旅行会社に向かう。
カラコルの流しのタクシーは大体いつも1乗り80ソム(¥120くらい)だった。

で、無事CBTに着くも、
開いてねー。
ドアに思いっきり「9ー17時(12ー13時昼休憩)」って書いてあるのに、11時に開いてないってなんなんだよー

 
しょうがないので先に宿にチェックインしてから出直すことにした。
でもその前に、

 
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疲れたのでカフェに入ってお茶した。
「karakol cafe」というとってもオシャレなカフェ。
ケーキもコーヒーも美味しい。

 
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猫がバックの中に入ってきてそのまま眠ってしまった。
誘拐しますよいいんですか。

 
その後歩いて宿へ。

 
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Duet Hostel
ミックスドミトリー1泊520ソム(¥780くらい)
wifi、ホットシャワー

World Photripのまえちゃんがオススメしていた宿。
この宿が超絶綺麗だしベッド毎にカーテンとコンセント付いてるしオーナーとスタッフ超親切だしで、自分の旅行史上一番過ごしやすい神宿だった!
まえちゃんありがとう!!

 
宿にチェックインしたら、なんと日本人がいた。
ビシュケクであれだけ出会えなかった日本人にまさかカラコルで!
しかも自分と同じ女性一人旅!
しかもブロガー!

 
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転職までの中間期間を使って中央アジアを旅行中のまいちゃん。
とにかく素敵すぎるコミュニケーション力の持ち主!
国籍・性別・年齢問わず、いつどんなときも誰とでもすぐ打ち解けてしまう。
明るくてサバサバしてて、全身から人間力が満ち溢れている人。
この出会いの後、約3日間一緒に行動させてもらうことになるんだけど、まいちゃんの旅力・コミュニケーション力に助けられっぱなしだった。

そんなまいちゃんのブログはこちら。
「タイトルはまだ未定」
ほぼリアルタイム更新中! 見習いたい。。

 
そんなまいちゃんは、明日例のアルティン・アラシャンに行く予定だそうで、もし良かったら一緒に行かないかと誘ってくれた。
しかも彼女は、アルティン・アラシャンのさらにその先にある秘境・アラコル湖まで行くつもりだという。

このRPGの勇者の名前のような「アルティン・アラシャン」とは、数々の世界一周旅行の先人たちがオススメしている、キルギスに来たら外せないとされている名スポットだ。
さらにその先にあるアラコル湖は、険しい山登りを乗り越えた者だけが目にすることのできる、この世のものとは思えないほど美しい場所だという。

実は自分は、カラコルに来たのはイシククル湖という別の湖が目的で、アルティン・アラシャンおよびアラコル湖に行くつもりは元々はなかった。
理由はただ一つ、トレッキングに自信がないからだ。
トレッキング用の装備も一切持っていないし、そもそも経験自体がほとんどない。

しかしまいちゃんによると、アルティン・アラシャンからアラコル湖の手前までなんとホーストレッキングで行けるという。
(※アラコル湖直前の登りだけ自力で登る必要がある)
馬も乗ったことないけど、少なくとも歩きよりは可能性が見える気がした。
何よりまいちゃん自身もトレッキング経験が豊富なわけではなく、その不安を旅行会社に相談したところ「馬でも行けるよ」と提案されたそうなのだ。

これはもう、トレッキング能力のない自分に、神様がくれたチャンスとしか思えん…!
諸手を挙げて乗っからせてもらうことにした。

早速明日の準備に取り掛かる。

 
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と言っても、キャンプしたりするわけでもないので、必要なのは予約のみ。
まいちゃんと一緒に「tourist information center」というところに行き、スタッフさんにアルティン・アラシャンの宿とホーストレッキングを予約してもらった。

 
無事予約できた後、「宿で一緒に晩御飯でもどう?」とまいちゃんが誘ってくれて、市場で買い出ししてから戻ることにした。
宿から真っ直ぐ、カラコルのメイン通りとの突き当たりにも小さなバザールがある。

 
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トマト、キュウリ、ジャガイモ等を買った。
まいちゃんが店のおじちゃんと片言のロシア語で「ニンニクある?」「一欠片だけだからオマケしてよ!」とか会話しながらテキパキと買ってくれた。
なるほど市場ってこうやって買い物するのか…!
無言で品物を指差して計算機の画面だけでコミュニケーションしていた自分とは大違いだ。

ちなみにまいちゃんに例の国境置いてかれ事件のこと愚痴ると、「私は陸路国境越えのときは周りの席の人にお菓子とかあげて存在を印象付けるようにしてるよ」と教えてくれた。
名付けて「餌付け作戦」。
もう色々となるほどすぎる!

 
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宿に戻って、まいちゃんがこれまたテキパキと、キュウリとトマトのサラダと、ソーセージとジャガイモの炒め物を作ってくれた。
これがもう泣けてくるほど美味しかった。
(まいちゃんは「そんな大げさなw」と笑っていたけど)
自炊力皆無の自分にとってありがたすぎた。
今後は節約のためにも自分も少しは自炊しよう。

 
夕食後シャワーを浴びてから部屋に戻ると、まいちゃんが「ダイニングで誕生日のお祝いをしてるからおいでよ」と誘ってくれた。

 
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この日誕生日を迎えたのは、生まれはカザフスタンでロシア人のアリーナ。なんとお医者さん。
彼女も1人でキルギスを旅行中。
明日は彼女も一緒にアルティン・アラシャンに行くことになった。
こうして女3人のトレッキングチームが結成された!

 
その後宿のオーナーのアナと話していると、アラコル湖までのトレッキングにはもう一つコースがあり、そちらの方が絶景が観れると教えてくれた。

自分が知っていたのは、

 
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カラコル→(マルシュ)→麓 →(トレッキング)→アルティン・アラシャン→(トレッキング)→アラコル湖
アラコル湖まではホーストレッキングで行くとして、アルティン・アラシャンで1泊するコース。

 
で、アナがすすめてくれたのは、

 
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カラコル最寄りの麓→(トレッキング)→キャンプサイト→(トレッキング)→アラコル湖→(トレッキング)→アルティン・アラシャン
キャンプサイトとアルティン・アラシャンでそれぞれ1泊する計2泊3日のコース。

多くの人がこのコースで行っており、キャンプサイトでテントや寝袋も借りれるから、重い荷物を持って登る必要もないという。
アラコル湖からアルティン・アラシャンまでも下りになるので、比較的楽に辿り着けると。

なるほど、それなら是非こちらのコースで!
明日まず市場で1泊分の食糧を買い込んでから、麓の出発地点までアナに車で送ってもらうことになった。

 
しかしこの選択が、自分の人生史上類を見ない、地獄の3日間への入口だった。

 
 
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2016-09-01 | Posted in Blog, キルギス2 Comments » 

コメント2件

 まえ | 2017.02.12 22:13

懐かしい!
懐かしいなぁ、中央アジア。
てか、そんなお洒落なcafeがあっただなんて。

 シモーネ | 2017.02.13 0:35

>まえちゃん
この宿、ほんと最高だった!!
中央アジア、もはや懐かしいよねぇ^^
このカフェ、いつ行ってもツーリストしかいなかったw

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