Blog, カンボジア

いまだに思い出せずにいる

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2016/7/31
シェムリアップ3日目

 
8時半起床。
シェムリアップ最終日の今日は、国立博物館を見学して、その後はゆっくり市内を観光する。

 
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ところで今泊まっている宿は朝食付き。
豊富なメニューから選べる上に、たっぷりのフルーツ盛り合わせがサービスで付いてくる。
黙々と食べていたら、巨漢の白人のおじさまが「君が食べているのは何?」と聞いてきた。
「チキンサンドイッチですよ」
「いや、そのフルーツ盛り合わせの方が知りたいんだ」
「ああ、これはサービスみたいですよ」
この簡単なやりとりだけでも意思疎通に苦労した。
おじさまはフランス人のようで、その後も少し話したけど、英語の会話がなかなか成り立たない。
今はフィリピンに住んでいると言うので思わず反応するも、
「え、マジですか。実は私もちょっと前までフィリピンにいたんですよ。ネグロス島のドゥマゲッティってご存知ですか? そこで4カ月英語の勉強をしていたんです」
「4カ月? いやいや、俺の休暇は3カ月だ、4カ月じゃないよ」
って感じで、話がつながらない(´Д` )
自分の英語力の問題なのか、おじさまの英語力の問題なのかわからない。。
でも「俺は英語が本当に苦手なんだ」っておじさま言ってたし、後者だと信じたい。

 
朝食後、宿で自転車を借りてアンコール国立博物館へ。
が、その前に宿のすぐ隣にあるプサールーマーケットに寄ってみた。

 
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うむ、ここもプノンペンのオルセイマーケットなみに混沌としている。
例によって誰も話しかけてこない。
なんか逆に淋しくなってきた。
なんにせよ市場を気ままにウロウロするのは楽しい。

 
マーケットを出て国道6号線沿いを走るとすぐ、自転車の運転難易度がやけに高いことに気づいた。
というかむしろ、壊れていた。ペダルがまともに回らないのだ。
まぁ途中まで来ちゃったしもういいかと思ったけど、この判断は間違いだった。
チャレンジしてみたものの、自分には交通量の半端ない道路を壊れた自転車で走るスキルがなく、結局この日はほとんど自転車を押しながら歩くという苦行を達成した。
みなさん、自転車を借りるときはくれぐれも試乗をお忘れなく!

ただ、そもそもシェムリアップは交通量が多すぎて、自転車でまわること自体あまり向かない気もする。

 
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そんな事情で苦労しつつも無事アンコール国立博物館に着いた。
入館料は日本語の音声案内込みで15USD。

撮影禁止だったので写真が載せられないんだけど、素晴らしい展示内容だった。
音声案内を聞きながらまわるだけで、クメール王朝の歴史、アンコール建築の特徴、ヒンズー教の神話や仏教との融合の過程など、アンコール遺跡群の背景に対する理解が自然に深まっていった。
ここは一番最初に来るべきだったかもしれない。
もしくはここに来てからもう一度遺跡をめぐると、より深い視点で楽しめる気がする。

 
アンコール国立博物館を出て、すぐ近くの「アンコールクッキー」というお土産店に入った。
ここは1人の日本人女性がカンボジア雇用支援のために立ち上げたお店で、原材料から労働力まで完全カンボジア産の、様々な商品を購入することができる。
店内は日本人の観光客で大賑わいだった。
店員さんは丁寧な日本語で接客してくれて、商品もおしゃれで品質の良さそうな品々ばかりだった。
タイで会う予定の両親へのお土産に、黒胡椒とレモングラスティーとボディクリームを買った。
カード払い、日本円で¥3,900。

 
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このお店併設のカフェ「プカプカ」でしばらく涼んだ。
マンゴーかき氷とアイスコーヒー、計4.5USD。
マンゴーを見ると未だにフィリピンを思い出してしまう。
もしかして一生思い出し続けるのかな。

 
カフェを出て、初日にも訪れたパブストリートへ移動した。
財布を忘れて涙を飲んだ初日のリベンジだ。
まずは、

 
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フルーツジュースのスタンドでアボガドシェイク2USDを購入。
アボガドシェイク大好きです。
マンゴーシェイクの次に好き。
サイズが超大きいんだけど、暑いのであっという間に飲み干してしまう。

 
続いて服。
すごい、服買うの4カ月ぶりやで。

 
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まずカンボジアシルクスカーフ3USD、カンボジアパンツ10USD。
超お気に入りです。

 
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カンボジア柄Tシャツその1、2USD。
かわいい。

 
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カンボジア柄Tシャツその2、同じく2USD。
象の色合いがおしゃれ。

 
こうして無事リベンジを果たした後、待ち合わせ場所へ移動。
実はプノンペンのキリングフィールドで一緒だったナオちゃんと、ここシェムリアップで再び会えることになったのだ。

 
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RED PIANO

2階からパブストリートを見下ろしてみたくて入ったレストラン。
超オシャレ。ここは本当にカンボジアなのかと思ってしまう。

 
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ちゃんとしたレストランで、しっかりとした西洋料理の夕食。
カルボナーラ、ジンジャエール、ライムジュースで計8USD。
なんだか罪悪感が湧いてしまう。
ナオちゃんとまたたくさん話せて嬉しかった。
プノンペンもシェムリアップも楽しかったけど、ナオちゃんとの出会いが一番の財産になった気がする。

それにしても、やっぱり人と一緒に食べるご飯は楽しいなぁ。
留学中に「1人じゃないご飯」を享受しすぎてしまった。
もし今彼らが横にいたら、とつい思ってしまう。
毎日ワクワクしているし楽しいのに、どこか空虚だ。
自分は未だに、もともと感じていた「一人旅の楽しさ」をちゃんと思い出せていない気がする。

 
明日はカンボジアからタイへ陸路で移動する。

 
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2016-08-06 | Posted in Blog, カンボジアNo Comments » 
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