Blog, カザフスタン

一生分のアイラブユー

image
2016/8/31
ビシュケク→アルマトイ

 
今日はフィリピンの次に長居したキルギスを離れ、カザフスタンのアルマトイへ戻る。
あの「置いていかれ事件」の陸路国境越え再びだ。

今回はタクシーではなくマルシュルートカにした。
国境はビシュケクには近いけどアルマトイには遠い。
今度は置いていかれてたまるものかと気を引き締めた。

キルギス側からの国境越えも手順は同じだった。
一度経験しているので比較的スムーズに進んだけど、今回も「日本人はあっちだ」と別の窓口を指定されたりで時間がかかり、同じマルシュの乗客の中で自分が最下位だった。
ただ、幸い国境を越えた先の合流地点がわかりやすく、すぐマルシュを見つけることができた。
よかった。。
トラウマになりかけてたからなぁ。(ガラスのメンタル)

 
image
行きは乗用車の後部座席真ん中だったので気づかなかったんだけど、このビシュケクーアルマトイ間の移動は車窓が本当に素晴らしい。
ひたすら果てしない平原が続く。
今自分がいるこの場所を、かつて数々の騎馬民族たちが駆け巡ったのかもしれないと思うだけで、たまらなく興奮した。
同時に、カザフスタンのこの広大な大地には、きっとまだまだ未発見の天然資源や遺跡が眠っているに違いないと感じた。
このロマンを実感できるだけでも、ここの国境越えを経験する価値は十分にある気がした。

 
マルシュは5時間ほどで無事アルマトイのバスターミナルに到着した。
既に来たことのある場所なので、なんとなく「戻ってきた」という安心感があった。
ここからバスに乗って宿に向かう。

 
ところでアルマトイのバスは、バスによって料金の支払い方法に若干違いがある。
ICカードで支払い可能なのは全バス共通だが、現金で払う際はバスによって「行き先を都度叫ぶ添乗員がいる場合」「何も言わない添乗員がいる場合」「添乗員がいない場合」の違いがあり、添乗員がいる場合は添乗員に、いない場合は運転手に支払う。
「何も言わない添乗員がいる場合」が若干やっかいで、特に制服を着ていたりするわけでもないので一見添乗員だと気づけない。
まぁ払いたい素振りを見せると声掛けてくれるんだけど。

 
で、どうでもいい話だが、このときの宿に向かうバスは添乗員がいるパターンで、その添乗員にひどく熱心にナンパされた。
ちなみにちょっとガタイのいい女性だった。
彼女は英語がほとんど喋れず、乗車していた約1時間ずっと、簡単な単語を並べて「今日一緒に夕食を食べよう」「うちに来い」「電話番号を教えろ」を繰り返した。
「今日は別の予定がある(嘘)」「電話を持っていない(真実)」と言っても、その英語を理解してもらえない。
最終的にはおそらく人が一生のうちに言われる平均数以上であろう「アイラブユー」「アイニージュー」を連呼され、ひたすら苦笑いで流すという苦行に耐えた。
こんなにも熱心なナンパを受けたのは性別問わず人生で初めてのことだった。
(そもそもナンパ自体ほとんどされたことがないが)
みなさんもアルマトイに行かれる際は念のためお気をつけください。

 
image
何はともあれ無事宿に到着。
以前来たときも泊まったホステルドムに戻ってきた。
オーナーのシャキールとスタッフのリダが「よく戻ってきたね!」と笑顔で迎えてくれた。

 
ここにウズベキスタンの国境が開くまで滞在する。
そしてその間にビザを受け取り行く。
この時点でウズベキスタン大統領の報道はまだ死亡か重体かで錯綜していた。

 
 
ブログランキングに参加しています!
↓クリックをいただけると励みになります。
2016-02-17 18.33.26
にほんブログ村






2016-09-09 | Posted in Blog, カザフスタンNo Comments » 
Comment





Comment



*