Blog, 帰国後_雑記
世界一周(ならぬ半周)後もちゃんと社会復帰できたよー!な話
前にもちょろっと書きましたが、自分は去年3月末から世界一周に出発し、半周で切り上げて12月に帰国、その後1月に関東に転入し、3月から5月末まで職業訓練校に通って、6月1日を以て就職!
無事社会復帰できましたー!
まぁ特に威張って話すようなことじゃないんですが、自分が世界一周を決意する前、帰国後に社会復帰できるのかどうかはかなり大きな不安要素だったので、こうして無事就職できた今、一例として自分の体験談をブログで共有したいと思います。
(でもこれだけ「世界一周」がコンテンツとして定着した今、そもそも「社会復帰できるのか」なんて疑問自体、もう時代遅れなのかもしれない…)
さて、自分の場合、旅行の途中で「帰国後にやりたいこと」が見つかりました。
それが以下。
帰国後の中期目標:
彼氏の就職先の国で、自分も自活しながら一緒に暮らせるようになる
目標達成に必要なもの:
資金、英語力、現地就職力
目標実行時期:
2018年4月以降なるはや
というわけで、上記に基づいて就職の希望条件を出していきました。
それが以下。
(上から優先度高い順)
1.6月1日から2017年度いっぱいの有期就職
2.固定就業時間でプライベート(資格の勉強)と両立しやすい
3.給料は高いほど望ましい。最低手取り20万/月以上
4.英語使えたらベター
5.前職とはまったく違う仕事がしてみたい
このように条件が割とはっきりしていたので、それに見合う仕事を見つけるのはかなりスムーズでした。
あまり迷う余地がなかったというか^^;
仕事探しにあたって一番最初に使ったツールは、斎藤工のCMでお馴染み「indeed」。
Web上のあらゆる求人サイト・広告等から、自分の検索条件に適合する求人情報を並列に表示してくれるので、いちいち個々のサイトを見にいかずとも俯瞰・比較できて便利でした。
で、まず自分の優先順位4は、当時英語力を証明できる資格等を何も持っていなかったので断念。
日本で英語使う仕事をするなら、最低でもTOEICは必須なんだなと思い知った。
続いて優先順位5は、未経験だとどうしても給与が低くなる傾向があり、自分の経験分野と近い仕事の方が格段に待遇が良かったので、優先順位3を優先するかたちで断念しました。
というわけで、優先順位1~3を満たすものとして、派遣社員での有期雇用を選択。
派遣紹介企業はテンプスタッフを選びました。
indeedで検索して、自分の条件と合致する派遣募集が一番多かったのがこのテンプスタッフだった。
ここから先は就職先決定まであっという間でした!
テンプスタッフに派遣登録の申し込みをして、登録に行ったその場で希望条件に合致する就業先を紹介してもらえました。
登録から数日後に派遣先企業に面接に行って、翌日に契約OKのお返事をもらいました。
まさか履歴書も書かないうちに一社目で決まるとは思わなかった。
そもそも条件がかなり限定的だったからなんだろうけど、それにしても自分は相当ラッキーだったと思います。
ところで自分は知らなかったんですが、派遣社員というのは採用にあたって面接をしてはいけないんだそうですね。
といっても実際面接しないわけにはいかない場合が多いので、名目「社内見学」で実質「面接」をするのが一般的なんだそうです。
自分はこのことを知らなくて、テンプスタッフの担当さんから「社内見学です」と言われたのをそのまま受け取ってしまい、当日面接が始まってはじめて「あ、これ面接や」と気づいたという^^;
何事もちゃんと事前に調べないとだめですね。。
でも幸い職業訓練校で自己分析や面接シミュレーションをしまくっていたので、戸惑わずに対応できました。
ありがとう職業訓練校!
さて、自分の場合、前職を退職してから1年2カ月のブランクがあったので、そこがどう受け取られるかが一番の懸念でした。
で、自分の場合、結果としては、まったくマイナスになりませんでした。
むしろ世間話としてちょっと盛り上がったという点で若干プラスになりました!
まず、テンプスタッフの面談担当の方がめっちゃ食いついてくれました。
「えー! 海外ですかー! すごいですねー! 何カ国行ったんですか!? えー19カ国!? すごーい!! えーどこの国がおすすめですかー?」
って感じで。
さらに、就職先企業の面接官の方々も、とても好意的に受け止めてくださいました。
むしろ、なんかちょっと感心してくださった感じでした。
「いや~よく決断したね~」的な。
(呆れられてたって解釈もあるが^^;)
これは直接言われたわけじゃないので自分の印象なんですが、自分の場合、直近1年2カ月のブランクよりも、その前の11年間の勤務歴を重視してもらえた気がしました。
一つの会社に11年勤務した後の、30代に入ってからの決断だったからこそ、覚悟の重さを認めてもらえた感じがしました。
たとえばこれが前職勤務歴3年以下とか、これまで転職を繰り返しまくってきたとかだったら、もうちょっと厳しい反応だったんじゃないかという気がしています。
あと、ブランクといっても、最初の4カ月は語学留学、最後の3カ月は職業訓練校、現在も資格取得のため勉強中といった感じで、全体の印象がなんとなく、ただ遊んでいただけじゃない感じを醸し出したのかもしれないです(実態はどうであれ←)
なんにせよ、ブランクがまったくマイナスにならなかったのは、自分にとってとても嬉しい誤算でした。
もっと若いうちに決断してたらと何度も後悔したけど、覚悟を慮ってもらえるという点では、30過ぎてからの海外周遊、決して悪くないかもです!
ただ、自分の場合はかなり条件が限定的で、業界的にも理解があるほうだと思うので、あくまでその範囲で通用する話だろうとも思います。
たとえば条件が「上場企業の正社員」「前職以上の給与」とかだったら相当厳しかったんじゃないかと思います。
まぁその場合、もはや1年2カ月のブランクとか以前の問題な気がするけど^^;
というわけで、とりあえず「社会復帰」という点だけで言えば、「世界一周(ならぬ半周)」もブランクも、全然足枷にならなかったよー!!
あくまで自分の場合の話でしかないけど、どこかで誰かの何かの参考になったら嬉しいです。
ところで、社会復帰にあたっては、「可能か不可能か」の話と並行して、そもそも自分自身のモチベーションの不安もあると思います。
1年以上もフラフラした後に、また以前のような会社員生活に馴染めるんだろうかとか。
あ、あと、モチベーションとはちょっと違うけど、給与が前より下がってもちゃんと生活していけるのかみたいな不安もあるかもですね。
後者に関しては、海外周遊中に強制的に生活水準が落ちたので、自分の場合は今のところ全然OKです。
むしろ毎月決まった日に定額の振り込みがあるってだけで感動しているw
(物価と税金の高さにはいまだに打ちのめされていますが)
一方で、前者については、自分の中で明確に意識の変化がありました。
前職中は、世界一周を決意するまでは、明確な目的がないまま働いていました。
「生きていくためにはお金が必要で、お金を得るためには労働しなければならぬ。
そして社会とかかわっていくには、何らかのかたちで社会の役に立っていなければならない。
だから働く。」
っていう感じでした。
でも、一度退職して自分の好き勝手やってしまった今は、もう以前のようには働けないと思いました。
明確な目標がなく、漠然と働くことはもうできないと強く思いました。
前職中も会社の制度として目標設定はしていたんだけど、あくまで会社での成果を出すための目標で、自分の人生の目標とは合致してなかったんだよなぁ。
会社なんだからそれが当たり前だし、そもそも自分自身の人生の目標を何も持っていなかったからなんだけど。
それが必ずしも間違いだったと思っているわけではなく、自分なりにやりがいを感じながら働けてもいたけど、いったん目先の目標を見つけた今、自分の中でフェーズが一つ変わってしまったということなのだと思う。
これからは自分の家族をつくって、その人たちと寄り添って生きていきたい。
そのためだったらどんなことでも頑張れる、と思うようになりました。
いや、どんなことでもっていうのはちょっと言いすぎか。
ある程度のことなら頑張れる。多分!
以上、長くなりましたが、帰国後から社会復帰までの体験談でした。
実はこれを書いている今現在は、当初の想定からやや状況が変わりそうで、若干方向転換を検討中です。
自分のことなのに先が全然読めない!
せめて自分一人だったらもうちょっといろいろ決めやすいんだけど、今はもうそういうわけにいかず。
人と生きていくっていうのはこういうことなんだなーと実感しました。
同時に、今まではほんと一人よがりで生きてきたんだなとも思い知りましたw
いったん社会復帰できたものの、自分の場合「就職」の真の標準は来年だし、また見通しが立ったらブログでご報告したいと思います!
とりあえず次回は、就職後の所感とか、取得チャレンジ中の資格のこととかを書きます。多分。