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職業訓練校で学んだ内容の資格をコンプリート!


去年6月からの勤めていた派遣先との契約が、3月末で終了しましたー!
お疲れ様でした自分!

というわけで、4月いっぱいは無職に戻り、のんびり過ごしています。
そもそもは、4月からは海外に拠点を移すのが目標だったのに、5月まで日本で用事をつくってしまい、さらに諸事情で9月まで日本で働くことにしてしまい。
一言でいうと、全てがズルズルと遅れている( ´Д`)
なかなか計画通りにいかんもんですね。。情けない。

まぁでもせっかく時間ができたので!
やりためていたことをやっていこうと思います。
ブログも更新するぞー!
まずは、ずっと書こうと思っていて書けてなかった資格チャレンジの話から。


 
2017年3月〜5月の3カ月間、職業訓練校に通っていました。
関連記事はこちら↓
「失業手当を諦めたはずの私が失業手当をゲットするまで」
「職業訓練校行ってみたらホントはこんなトコだった!」

 
で、このときに以下の4つの資格内容に相当する授業を受けました。

・日商簿記3級
・英文会計(BATIC)Subject1
・貿易実務検定C級
・TOEIC(600点以上)

これらの資格試験を受けるかどうかは受講者の自由。
自分の場合は、せっかく3カ月もの時間を費やして勉強する以上何らかの目に見える成果が欲しかったので、最低でもこれら4つの資格は絶対取ろうと決めていました。

で、約半年かけてなんとかコンプリート!
今回はその体験談を書きます。
いやほんと大変だったよ( ´Д`)

 
 
まず、これら4つの資格の概要はこんな感じです。

日商簿記3級
ビジネスパーソンに必須の基礎知識。経理・財務担当以外でも、職種にかかわらず評価する企業が多い。基本的な商業簿記を修得し、経理関連書類の適切な処理や青色申告書類の作成など、初歩的な実務がある程度できる。中小企業や個人商店の経理事務に役立つ。(日商ウェブサイトより)
ちなみに履歴書の資格欄に書ける最低レベルが3級と言われているそうです。

英文会計(BATIC)Subject1
グローバルなビジネスシーンに不可欠な英語力と国際会計スキルを同時に測る検定試験。英語による基本的な会計取引(英文簿記)の「subject1」と、国際会計理論の「subject2」の2科目で構成される。(東京商工会議所ウェブサイトより)
subject1は日商簿記3級の英語版ってイメージかなぁ。

貿易実務検定C級
自他ともに認める貿易実務のエキスパートとしての能力・知識を客観的に測る検定試験。C級は概ね実務経験1~3年以上に相当し、定型業務をこなすために必要な知識があることを証明するレベル。(貿易実務検定ウェブサイトより)
こちらも、履歴書の資格欄に書ける最低レベルはC級と言われているみたいです。

TOEIC(600点以上)
言わずと知れた、日本では利用率圧倒的首位の英語能力判定指標。600点台は全体で見ると中級レベルで、武器になるほどの英語力ではないけど、履歴書には書けるラインって感じのようです。

 
以上4つを、自分は以下のスケジュールで受験しました。

2017年5月:貿易実務検定C級
2017年6月:日商簿記3級
2017年7月:TOEIC
2017年12月:英文会計(BATIC)Subject1

英文会計だけ間が空いたのは、年2回しか実施がなく、先の1回がTOEICと重なってしまったから。
それなら年10回くらいあるTOEICをズラせばよかったんだけど、このときは一刻も早くTOEICを受けたい気分だったんだよなぁ…
このスケジューリングは後にめちゃくちゃ後悔しました( ´Д`)

 
 
それでは以下、一つ一つ細かく体験談です。
(TOEICはこちらの記事で書いたので割愛)

 
 
貿易実務検定C級

 
これは4つの試験の中で、内容が比較的とっつきやすく、試験問題も簡単に感じました。
世界ではこんな風に物が運ばれて、こんなルールで取引されてるのかとか想像しながら勉強できるので、結構楽しい。
専門用語が多いのと、細々としたルールを覚えるのには苦労しました。
が、もし試験に受かりたいだけなら、ぶっちゃけ全部覚えなくても大丈夫だと思います。
何故ならこの試験は、過去問と同じ問題がかなりの割合で出るからです。
故に試験対策としては、過去問をひたすらやりこむことが最も有効。
英語問題パートは最初は知らない単語も多くて怯むけど、これも過去問ひたすらやりこめば自然と覚えるので大丈夫だと思う。
あと、試験時間がかなりたっぷり用意されているので、解答時間の心配をしなくてよいのが精神的に楽だった。

個人的に一番苦労したのはインコタームズです。
覚えないまま乗り切ろうとしたけど、出題率が高かったので諦めて必死に覚えました。
こちらのサイトの覚え方を参考にさせていただきました!
略語よりも、元の英語で意味を拾う方法です。
ちなみにこれを書いている今はもう全部忘れてしまった( ´Д`)

使用教材
・日本貿易実務検定協会 めざせ!貿易実務検定 要点解説&過去問題
・日本貿易実務検定協会 貿易実務検定C級試験問題集

 
 
日商簿記3級

 
全4つの試験の中で、個人的に最も苦労しました。
まず経理関連の知識がほぼゼロだったこと。
細かい数値計算が苦手だったこと。
そして何より簿記という資格を何故かなめまくっていたこと。
あまりにも有名で、経理業務の鉄板資格なので、正直「電卓ちょろっと叩けば受かるんでしょ?」と思ってました。
それがいざやってみたらもう、、、馬鹿みたいに難しかった!

まず、覚えることがめちゃくちゃ多い。
勘定科目の貸方借方を覚えるだけでも相当苦痛だった。
そもそも名前が複雑すぎやしませんかね、「減価償却累計額」とか。
名前だけ見ても意味がわからん。もはや「え、中国語?」って感じで。

さらに、やっと基礎を覚えても、それを応用した試験問題がめちゃくちゃ難しい。
素直に売れたままにしてくれりゃあいいものを返品とかあるし、貸した金は返ってくりゃいいものを貸し倒れとかあるし、「え、減価償却? それって必要?」って感じだし、いっそもう決算なんてしなくていいんじゃね?って以下略

ちなみに、唯一好きだった勘定科目は「有価証券売却損」でした。
なんか必殺技の名前みたいでかっこいい。
エクスペクトパトローナーム!
じゃおうえんさうこくりゅうはー!
ユウカショウケンバイキャクソーン!
的な。
いやもう、そんなことでも考えてないとやってられなかった。

結果的に一発で受かりはしましたが、大げさじゃなく奇跡だと思いました。
過去問解きまくったけど、試験前日まで最高60点台だったからね( ´Д`)
試算表と財務諸表の左右も一向に合わんし。「こんなの天才しか合うわけないじゃん」と本気で思ったよね。

というわけでそんな私に言えることは、
「決してなめてかかるな!敵はかなり手強いぞ!」
「諦めるな!続けていればきっと受かる!」
ってことだけですね。
でも、世の中の経理の仕組みを知ることができたのはとても有意義だったし、その仕組みをつくった人たちや使いこなす人たちを改めて尊敬できたし、学習そのものも少しだけ面白くもありました。少しね。若干。

使用教材
・TAC出版 よくわかる簿記シリーズ 合格テキスト 日商簿記3級
・TAC出版 よくわかる簿記シリーズ 合格トレーニング 日商簿記3級
・TAC出版 よくわかる簿記シリーズ 過去問題集 日商簿記3級

 
 
英文会計(BATIC)Subject1

 
これは日商簿記3級の知識さえあればかなり楽勝のはずです!
が、自分は日商簿記受験から半年後に受けてしまったので、簿記知識をかなり忘れてしまい、結果かなり苦戦しました( ´Д`)
故に私が言いたいのは概ね一点のみ、
「できるだけ簿記3級と同時期に受けちゃた方がいいよ!」ってことです。

問題文が英語な点についても、あまり気にしなくてよいと思います。
最初は「うっ、、」てなるけど、貿易実務検定と同じで、問題を繰り返し問きさえすれば、嫌でもわかるようになるレベルの文法しか出てこないです。
それよりも敵なのはやはり簿記知識の問われ具合ですが、これも日商簿記3級に比べたらかなり良心的に感じました。
なんていうか、日商簿記ほどひねくれた問題が出てこないw
勘定科目も不思議と日本語より英語の方がわかりやすいっていう( ´Д`)
てか日本語がわかりにくくなりすぎてるんじゃないかなー。。

ただ、 もし簿記知識無しでいきなりBATICに行ってたら相当しんどかっただろうなとは思いました。
英語全くわからないのに、英語の文法をいきなり英語のみで学ぶようなもので。
もちろんできる人もいるんでしょうが、よっぽどの場合を除いては、日商簿記3級→BATICが一番近道なんじゃないかなぁと感じました。
あとネックは、年2回しか試験実施がないことですね。

使用教材
・TAC出版 BATIC国際会計検定 合格テキスト Subject1
・TAC出版 BATIC論点別過去問題集 Subject1
・TAC出版 BATIC国際会計検定 過去問題集 Subject1

 
 
以上です!
職業訓練校に通っている頃は勉強に集中できたけど、働き始めてからは仕事との両立が正直かなりキツかったです。
世の中の働きながら勉強している人たちは本当にすごいんだなぁと改めて尊敬しました。
でも一方で、仕事終わった後だらだらするだけじゃなくて、目標を持って勉強することに時間を使うのは、生活に張りが出る感じがありました。
「頑張っている自分」に酔ってニヤニヤしたし、合格できたときはめちゃめちゃ嬉しかったしね!

資格は本来的には、手段であって目的そのものではないんだろうけど、学ぶきっかけやモチベーション付けの入口に使うのもアリだなぁと思いました。
そしてこの歳になって改めて、学ぶって素敵なことだなぁと実感できました。
まぁいずれも威張れるような資格でもないんですが^ ^;
せっかくなのでこれからも色々と受け続けていきます!






2018-04-20 | Posted in Blog, 帰国後_雑記No Comments »